Organizational Behaviorという学問について
- 11:17 RT @kotarotamura: 危機管理でまず想定してはいけないものは、「完ぺきなリーダー」。ここから全てが間違う。最悪のアホが力を持つと仮定して練り上げるのが危機管理。
- 11:23 kotarotamuraさんのTweetsをRTしましたが、このような議論をorganizational behaviorといいます。きちんと確立した学問なのですが、日本のビジネススクールではしっかりと教えていませんね。エリート育成論の方が好きみたい。『実行力不全』も絶版だし。
- 11:26 あとこれも絶版かもしれないけれど、マーゴ モレル『史上最強のリーダー シャクルトン — 絶望の淵に立っても決してあきらめない』 もいい。聡明な計画を立てる人が偉いわけではなくて、地道な活動を確実に実践する人が尊い。アメリカのビジネススクールのもう一つの側面。
- 11:30 日本において聡明なリーダーの不在が議論されるけど、本当に大事なのは実践部隊をまとめあげて確実に一歩一歩進める力。イノベーションマネージメントの極意は実はここにある。企業戦略をたてて放り投げても意味がない。地道な作業はとオペレーションと呼ばれていてなかなかニーズは高い。
- 11:32 オペレーション部隊を率いて確実な成果を上げる実践部隊が戦略立案戦術管理部隊とおなじボートに乗っていないときに悲劇が起きる。その意味では日本陸軍だけではなくて日本海軍も失格。オフィーサーがパイロットだったから人命を失わないことが戦略のポイントだったアメリカ軍と人間を使い捨てた日本。
- 11:34 オフィサーはジェントルマンであり、一番の危機の時には最初に突っ込んでいく。しかし、その命を出来るだけ守ることが持続的な戦争において最終的な勝利を導く。パイロットの命を救うために鉄で回りを囲い、運動性能が落ちた分はエンジンの馬力で稼ぐ。組織力。
- 11:36 この問題を早くから指摘していたピーター・ドラッカーは人を人と見ていないGMのマネージメント体制を改善するレポートを出した。だが会長のスローンが拒絶。そのあとこれが『現代の経営』として出版される。方法の実践はどうなったのか気になっていたがドラッカーの回顧録で、トヨタで採用されたと最近知る。
- 11:37 そのトヨタもこれからアジアへの工場進出に向かっていくわけだが、植民地型工場経営にならないことを願うね。トヨタウェイを貫いて欲しい。(この項、完)
- 田村耕太郎さんのケネディスクール危機管理合宿のレポート。おもしろいねえ。アメリカの組織の良い面。日常世界を安全に管理するのは下手だけど、危機には伝統的に強いのがアメリカの組織。アポロ13号の時もそうだ。フロンティアの歴史かなあ。
- 17:20 地震で池袋から赤坂見附移動中に緊急停止。
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