薮野美生デザインエスセティクス 第4回

 Wed, Jun 30

• 16:44  薮野美生デザインエスセティクス　第4回　私の宝箱：日常世界は可愛いものに溢れている。それを見つけよう。DITAとアパレルのコラボレーション、Buddha-bar というCDコンピレーション、フォルナセッティのデザインを紹介。自分の言葉で自分が見つけた素敵なものについて話す。
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• 16:46  ダダの作品の手法や思想をデザインに取り入れる。その１　ディペイズマン　 １：コラージュ、２：フォトモンダージュ、３：アッサンブラージュ、４：レディメイド　を駆使してすべてのものに可能性を見いだした。
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• 16:49  コラージュ：マックスエルンストの『絵画の彼我』から。切り取ったものがいくつかかさなると、別のものになる。フォトモンタージュは写真を自由に組み合わせる方法で、モホリ・ナギが理論化した。マン・レイの作品が有名。レディメイドは、マルセル・デュシャンの方法。既製品を使って芸術表現する。
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• 16:54  デペイズマン：本来の場所から別の場所に移行。「マテリアルの異化効果」とダダイズムでは言う。本来あるべき処ではない処に物をおいたときに生まれる効果をディペイズマンという。アンドレ・ブルトンが発見したロートレアモンの詩「手術台の上でのミシンと雨傘の衝撃的な美しい出会い」に始まる。
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• 17:01  ディペイズマンのやり方。１：強烈なコンテキストを持つ物をひとつ以上選ぶ。２：本来のコンテキストから意味を外す（コンテキストの解体）３：解体した物同士を組み合わせて再設計する。４：再統合する。
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• 17:03  ディペイズマンの効果：１：本来の意味以外の新しいイメージが生まれる。２：作者のイマジネーション能力が広がる。３：ダダイズムの本質であるユーモアな作品が期待される。4つの手法と3つの効果がダダの表現を生み出した。
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• 17:07  ディペイズマンのメカニズム　作品分析　デュシャン「泉」市場で購入したトイレの便器にサインだけを書いて展覧会に出した。便器と美術展という強烈なコンテキストをもつものを持ってくる。コンテキストを外した便器は陶器と便器。美術展は芸術家の手で作られたものを美術品と見なす場所。
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• 17:12  便器にサインをすることで、マテリアルの機能の交換が行われ、衛生便器は機能をかえて美術品になる。ディメンションを変えて、美術展がレディメイドを展示することで美術館の意味が変わる。オッペンハイムの毛皮のコーヒーカップ。マテリアルの交換。びっくりするけど、どこかかわいさがある表現。
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• 17:20  マン・レイの「バイオリン」女性の背中の写真をバイオリンに見たてて加工。視覚的アナロジーをつかって分析。ムナーリのペンネレッサ（刷毛）を少女に見立た作品を紹介。マックスエルンストの『主の寝室』も紹介。さまざまな技法をくみあわせて異化効果を生みだそうとしている。
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• 17:25  @atrovis あ、僕の博論はこういうことだったのか。@NaohitoOkude: ディペイズマンのやり方。＞＞そう、科学的方法論の呪縛をこえて、芸術方法論とすると結構良かったよ。不思議が生まれる瞬間をインタラクションで作る。博士取れたし、これから技法と表現を追い込んで下さい。
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• 17:31  薮野美生がデザインしているものについて：化粧品は5万とある。そのなかで何を顧客に提供できるか？効果・効能は当然で、それをつかっていることで良い世界にむかっていく切っ掛けをデザインで行いたい。コンセプトはChil out.それを化粧品でデザインしたい。
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• 17:37  製品１：The golden eye shot: メガネケースにはいっているスティック状の容器。ディペイズマンの固まり。メガネ容器を使う。リップグロス容器を使う。先端だけ開発。化粧品容器とは違うコンテキストから容器を集めて検討する。ラベルも工夫する。箱は飛行機旅行の文字で装飾。
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• 17:41  製品２：ビューティスリープの紹介。私が見つけたすきなことをどんどん表現するのがものを生み出す方法。透明感のある紫色の容器を探す。色味の出し方を検討する。こまかいレースの模様。
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• 17:42  製品３：Splash Holic:炭酸を化粧品に入れ、シャンパングラスを模す。
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• 17:43  製品４：Tendecica ：Cafe del MarのCDコンピレーションから引用して生命力を持たせる。
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• 17:47  デザイナーの気持ち、作者の気持ちを教えてくれるマックス・エルンストの詩を紹介。文章の全体はSOIにアップする。
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• 17:55  薮野美生さんの作品である彼女がデザインして製造して販売している化粧品のデザインについては、次のURLで。http://miu-cosmetics.com/　来週から渋谷西武で販売展示される。時間があれば実物に触れてみよう。

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