analysis

2010年7月3日土曜日

デザイン思考 Day9に向けて

    Fri, Jul 02
  • 09:00  デザイン思考 Day9に向けて:さて、今週末はデザイン思考のやまである。具体的に道具をつくるが、それは実践の中にのみ存在する。つまりインタラクションが必要なのだ。そのためにすこしDay8での君たちのプレゼンに対する僕のコメントを振り返っておこう。
  •  
  • 09:06  デザイン思考 Day9に向けて:まず、アイデアが収束しない、シナリオがまとまらないという問題について。気にしないで、いろいろとやってみる。それを引き出しに入れていく。つまり集めて記録して数える。組み合わせてみる。そのうち、部分が集まって全体になる瞬間にであう。それがデザイン。
  •  
  • 09:08  デザイン思考 Day9に向けて:いいかんじにコンセプトが出来たチームもある。ぜひともそれを実践の中に入れて使って欲しい。つまりインタラクションをしてどのような経験が生まれるかを確認する。ものとしてコンセプトをつくるのではなく、道具として作る。そのためにはまず動かして効果を見る。
  •  
  • 09:12  デザイン思考 Day9に向けて:動かす方法はいろいろだ。さわって音が出てみんなが楽しくなる道具をつくったとして、本当にさわって音が出なくても、さわったら横で音をだして、それを撮影すれば音が出る道具の設計が出来る。これをオズの魔法使い法と呼ぶ。Buxton239p.を参照。
  •  
  • 09:14  デザイン思考 Day9に向けて: コンセプトが出来たが気に入らなくなったチームもある。そのときはもう一度哲学とビジョンに戻る。そして目的を考える。実践を通してその目的を実現するのが道具だ。哲学ビジョンは何度書き直しても良い。 哲学、ビジョン、目的をもう一度考える
  •  
  • 09:16  デザイン思考 Day9に向けて: コンセプトがまとまったらすかさずインタラクションデザインを追い込む。シナリオで追い込み、Tinkeringをおこなって実践の中でコンセプトを検証する。これの繰り返しだ。アイデアからデザインまでが直球でインタラクションの実践がないデザインは駄目。
  •  
  • 09:17  デザイン思考 Day9に向けて:哲学もビジョンもアイデアもスケッチングもTinkeringも秀逸なのだがデザインが出来ないチームもある。それは何を作るかつまりメタデザインへの挑戦が足りない。アップルはもはやコンピュータを作ってないからね。目的を実現する実践を可能にする道具は何か。
  •  
  • 09:20  デザイン思考 Day9に向けて:この期に及んでユーザーインターフェイスとユーザビリティの問題がインタラクションデザインだという考えを変えないチームもある。頑固さはあっぱれだが、驚異のテキストマイニングエンジンがもったいないぜ。ギークのappropriationから道具を創造しろ!
  •  
  • 09:22  デザイン思考 Day9に向けて: ビジョンを言葉ではなく、映画のシーンで作り直したグループがある。すごいね。光の経験はたしかに言葉では難しい。これでインタラクションの領域がきまった。スケッチをかさねて道具の形を発見することが大事だ。実践の中でデザインすることを忘れないように。
  •  
  • 09:23  デザイン思考 Day9に向けて:上手にコンセプトが出来て、シナリオも説得力がある。この段階で落とし穴はインタラクションデザインの量が少なくなることである。いくつもいくつもスケッチをする。それをビデオで記録する。シナリオや絵コンテでは詳細なインタラクションデザインは出来ない。
  •  
  • 09:25  デザイン思考 Day9に向けて: コンセプト、インタラクション、デザインが出来たチームがある。ここはスケッチングとプロトタイプを分けて考えること。インタラクションデザインの可能性を広げるのがスケッチング、使いやすいかを考えるのがプロトタイプ。その二つを意識して使うことが必要。
  •  
  • 09:28  デザイン思考 Day9に向けて: コンセプトが出来たら、実物大スケッチング(僕の本ではまだプロトタイプという言葉を使っているが)をしよう。例えば椅子とダンボールと布で実物大に作り、そのなかで道具を使う実践をしながらデザインをする。ライブハウスを再現しながら道具を使う実践をする。
  •  
  • 09:30  デザイン思考 Day9に向けて:今週末はスケッチングを繰り返して、完成した道具をDay9でプレゼンして欲しい。道具を使って目的を達成するプロセスとそのプロセスがインタラクションの無意識な実践になっている。ここを目標に。部分を統合して全体性が生まれる。それが課題である。
Powered by twtr2src.

0 件のコメント:

コメントを投稿