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2010年7月15日木曜日

デザイン思考 Day12

  • デザイン思考 Day12 
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  • さて、デザイン思考講義もいよいよ最終回だ。今回はデザイン言語についてである。ここはなかなか難しいところだがぜひとも挑戦して欲しい。まず rationaleを明確にしておくこと。そしてなんのために作られた言語でそれをどう評価するかも明確にしておく必要がある。
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  • 23:34  デザイン言語を開発するためには経験スキルも必要だが、まずは挑戦してみよう。ここは Designing for the Digital Age 18章より。以下がそのプロセスである。文章でデザイン言語を説明するのは大変なので、自分ですでにあるデザイン言語を検討してもらいたい。
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  • ステップ1:
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  • インスピレーションの源を探す。いろいろな事例や素材やデザインを探してコレクションする。 分野を超えて構わない。 
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  • ステップ2:
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  • デザイン言語を開発するいくつかの方向を検討する。いくつもの要素をまとめてある方向性をきめてデザイン言語を開発する。例を作って試行する。
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  • ステップ3: 
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  • 要素が何を意味するかを決める。 イメージやノブなど要素のデザインが決まってきたら、それぞれが何を意味するかを決めていく。
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  • ステップ4: 
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  • 実際の利用シーンでどのように要素が提示されると良いかをきめる。 この作業を何度も繰り返す。
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  • フレームワークとデザイン言語を一致させる。
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  • 利用者にフレームワークをつかってもらって、そのときにどの ようなデザイン言語を利用するかを決めていく。このときにシナリオも編集していく。
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  • 23:39  ペルソナがフレームワークを利用しているときに、インターフェイスの画面はどうなっていて、そのときにデ ザイン言語がどのように表現されているかを決めていくのである。このとき、デザイン言語の解説を少し加えてシナリオを展開する
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  • 23:40  デザイン言語が完成したらフレームワークに組み込み、デモが出来る状態にしよう。これがプロトタイプであ る。君たちがデザインした「道具」を実際に実践の中に持ち込み、道具の利用者が意味があり感動的な経験ができたとすれば、動的コンセプトが証明されたこと になる。デザイン思考中級はここまで。
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  • 23:41  こうして出来たプロトタイプを実際の社会の中でさらに検証を重ねながら要求仕様を確定して、製造に向けての設計をおこなう。これはリアルプロジェクトで学ぶデザイン思考上級である。あと、rationaleを想定したときに入力されたデータが処理されて出力 される。この処理をする部分が大切だ。
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  • 23:43  とくに複数のインタラクションデバイスを連結させて環境そのものをインタラクションにするようなデザイン を行うには、情報を処理する仕組みの研究が必要だ。ここは秋学期にデザイン言語と数理モデルおよびプログラミングで説明する。では29日、素晴らしいデモ を期待している。(完)
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