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2010年6月14日月曜日

KMDと英語 その1

  • 2010年6月13日
  • KMDと英語について今後何回か書いていきたい。今回はその第一回。
  • 12:31  KMDと英語:博士論文工房に参加している日本人の学生に対して英語を学ぶ心構えを話したい。最近勢古浩 爾氏の『目にあまる英語バカ』を読んで感心したのでそれを参考にしつつ、僕の師匠である慶應大学名誉教授の鈴木孝夫氏の考えをしっかりと学生に伝えておき たいと思ったからだ。
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  • 12:36  KMDと英語:KMDでは英語と日本語で授業をしている。グローバル時代を見据えてのことだが、戦略的な 思いで構想した。語学教育のイデオロギー的な問題(近代化と欧米文化コンプレックス)と、我々日本人の幸せな状況(なんやかやいっても、英語なしに暮らし てきた)が錯綜しているのが現状だ。
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  • 12:42  KMDと英語:グローバル化が生活レベルで浸透したいまとなっては思い出すのも難しいのだが、30年前、 グローバル化が始まったときの衝撃はなかなか強烈であった。司馬遼太郎と山崎正和が『日本人の内と外』という対談集を1978年に出版した。グローバル社 会が始まり「日本人論」が注目された。
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  • 12:56  KMDと英語:SFCが構想されたのもこのような時代的な背景があった。日本中で学部新設の動きがある 中、慶應で新学部をプロデュースしたのは現慶應義塾大学名誉教授である高橋潤二郎氏だ。かれは「国際」と「情報」という言葉を直接学部の名前に使わないと いう戦略をとった。
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  • 12:59  KMDと英語:当時は学問を隔てている壁がまだあった。だが新しい学問が領域を超えて出てくる。アメリカ での博士教育も特定分野を深く理解しているかから複数の領域を横断できるかに基準が変わった。学部の4年間のカリキュラムを再編して研究を行っている教員 を新入生の教育に当てることにした。

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