グローバル化はまったなし
- Fri, Jul 22
- 07:38 おはようございます。今日は9時からコンサルティング。二年以上行ってきた成果を経営会議にプレゼンをする準備。一度すませているのだが、なかなかマーケティングとイノベーションの違いを説明することは難しい。短期的にみればマーケティングの方向が成果を生む。
- 07:40 長期的にはじり貧になる。役員の任期と会社の運命の時計が一致していないのが問題。ここをどのように説明するかがポイント。午後はKMDで博士課程の学生とリアルプロジェクトの運営に関するミーティング。企業とコラボレーションをして企業単独で出来ない成果を生む形が必要。
- 07:42 そういえば、一昨日、昨年コンサルをした会社と会食。今年度後半にもう一度プロジェクトをするための打ち合わせ。グローバルに商品展開をして、製造はできれば1カ所。そのための本質的な形や仕組みをイノベーションする必要がある。地道な作業をくりかえす辛抱が必要。人も必要。
- 07:43 グローバル時代には国際競争力のある商品のイノベーションにたいして腹を据えて取り組む経営の態度が何よりも必要だ。いま日本の企業はこの方向への意識変化が求められている。ここをやりきった企業が生き残るだろう。
- Wed, Jul 27
- 20:06 大阪。堂島でKMDリアルプロジェクト大阪イノベーターズクラブの本年度第一回のミーティング。大阪の中堅企業数社で共同で新規事業企画を立てる。KMDからポリコムで学生参加。結構楽しいプロジェクトになりそうだ。12回のワークショップを行う。アウトプットを強烈に指向する。
- 20:08 そのあと、8月か9月から始めるプロジェクトの打ち合わせを某社で。まず小さく行って様子を見る。明治からある日本の名門企業で何度かの危機を乗り越えて今日まで来たが、次の一手が必要。素晴らしい技術があるがそれを活用して市場にでていく実践的な仕組みがない。
- 20:10 その方法は経営学の本には一行も書いてない。オープンイノベーションにしてもホワイトスペースにしても技術開発の現場が市場と対峙するときの戦略と戦術のすり合わせについては一言も書いていない。すでに起こったことをわかりやすく説明するがこれから起こることに対処できない。
- 20:11 ここが1番の課題だし、ここを乗り越えることが出来ると、一気に世界は変わる。生産性にかんしてアメリカで見向きもされなかったデミング博士の教えを守り、やはりアメリカであまり読まれていないドラッカーを一生懸命読んで戦後日本企業は頑張ってきた。
- 20:13 次の一手を乗り切るために必要な「先生」はもはやヨーロッパからもアメリカからもやってこない。問題の開放をコンパクトにまとめた問題集や参考書もない。自分で歯を食いしばってイノベーションするしかない。かなり大変だが、これを仲間とコラボレーションして和気藹々と行う。それが肝要だ。
- Mon, Aug 08
- 10:03 すこし仕事の書類を作成し、クライアントに送付。世界一のニッチェ商品を持っておりそれをグローバル展開するための方法は?これは意外に難しいのだ。
- 10:04 世界一であるための研究所の研究員の資質がより早くより小さく(ナノテクなので)。でもグローバル市場はマネをするやつ、クオリティを落として価格を下げる奴で一杯。それを迎え撃つレッドシー戦略から逃れられない。新商品というブルーオーシャンもそんなに簡単ではない。
- 10:08 だがちょっと世界をみれば、この会社の製品を求めているところが沢山ある。だからいまでもグローバルニッチェなのだが。勿論研究所にもいいものは埋もれている。だが、すでに市場はみえているのだからそこに出て行けばいい。ではどうするか?実は人材育成なのだ。
- 10:11 大局的な戦略をたてて、自分でチームを作り、チームを訓練して現場にいって、現地でも人を採用し、彼らを訓練して高度な工場を作り、間違いなく運営する。この方法が実現できる新しい組織運営の方法が必要。実は日本の組織はここのところが非常に苦手。
- 10:13 現場はいいが戦略立案が悪いといわれるが、正しい戦略があればいいのかというとそうでもない。たいしたことがない戦略をどうにか乗り切る力のある現場は実は臨機応変に現状に対応できない。アメリカやヨーロッパのグローバル企業には彼らなりの方法がある。日本の会社も自分なりの方法が必要。
- 10:18 その答えを探しながらマネージメントイノベーションに挑戦するのが今回のプロジェクトの狙い。現場に立つことが出来ない腰抜けな秀才と誠実に汗水を垂らして同じことを繰り返す現場ではなく、またアメリカのようになんでも上が決めるエリート主義でもなく、しなやかで延びしろのある組織を作る。
- 10:20 日本のグローバル化という避けて通れない潮流の中でおこなうことはアメリカやヨーロッパをお手本としないで自分たちの力で仲間と問題を解決して実行する方法の習得なのだ。もちろん仲間は日本人だけではない。という感じのことを考えながら新規ワークショップコンサルの書類を作成。
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