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2010年8月25日水曜日

Cuteセンターシンポジウム

  • Tue, Aug 24 
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  • 09:02  今日はCuteセンターでのシンポジウム。午前遅くに大学に出かけてプレゼンテーション用のビデオをダウンロードするかな。土曜日に会議室のポリコム設置はうひょさんたちが終了しているので、遠隔組の参加環境もある。いろいろな知がぶつかって何かが生まれるのが楽しみ。
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  • 16:50  NUSCuteセンターシンポジウム中。プロジェクトリーダーがお互いの事を知る、という8分+7分質疑応答セッションが続く。なかなか面白い研究が多いな。
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  • 11:16  Cute センターシンポジウム 2日目。4つのグループに分かれてディスカッション。リーダーとしてトーマス・クランプトン氏。オグルヴィ香港所属。
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  • 14:01  Cute センターシンポジウム 2日目:多くの学問から実践がきえて理論だけになった。医学は患者を診るという医療行為(実践)が教育の重要な位置を占めている。では工学ではどうか?実践を高等教育の中で教えていない。インタラクションデザインは理論と実践をしっかり教えていく必要がある。
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  • 15:20  Cute センターシンポジウム 2日目: Humanity 2.0 トーマス・クランプトン、ヤイエール・ゴールドフィンガー ICQの発明者、ペニー・ロー イノベーションの専門家、ケン・モギ、ウォンタック・ウー。
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  • 15:24  Cute センターシンポジウム:トーマス・クランプトン:ユーチューブで録画しながら。ゴールドフィンガー氏にインタビューしながら。ICQはもう使わない。プライバシーがなくなってきた。ビジーといってもメッセージを送り続けてくる。これはもういいかな。新しいチャンネルを開発中。
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  • 15:31  Cute センターシンポジウム:コミュニケーションメディアは共時性を強化してきたけれど、これからは非共時性が必要になる。いつもつながっているとかえって不便になる。
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  • 15:57  Cute:ゴールドフィンガー氏。Internet statisticsを見ると、social networkに使う時間がどんどん増えている。だが、見ているのはゴシップサイトのようなものだ。僕はICQを発明したが使っていない。各人の違いを調整するための技術をいまは考えている。
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  • 16:02  Cute:従って大事なことは personalizationをすすめると、big brotherの問題がでてくる。あらゆる情報が集められていく Centralized profilesが登場してくる。そうなったときに、そのときにどう考えていくかが大切な問題になる。
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  • 16:19  Cute: ペニー・ロー Humanity2.0 過去をみて、未来を見るのが2010年の課題。21世紀になるまでの人間とはなにか、21世紀からの人間とは何か?明らかに政治権力は中央集権から分散システムへと変わっている。この変化の中で次の社会を考えないといけない。
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  • 16:20  Cute:そのときに個人と社会が結ぶ「社会契約 social contract」はどのようになるのか。現在オピニオンはTwetterで素早く作られる。映画も映画を見ている人がTweeterで見ながら批評する。映画評論家は入らない。(movie twiticsという)
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  • 16:21  Cute: こういう活動が現在社会を作り直している。こうなると、国の形をGDPなどで計れるのかということになる。どういう社会にしたいのか、何をしたいのかを新たに考える時代になっている。
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  • 16:23  Cute: 茂木さん。contingencyが大事。社会の基本がcontingencyになるとどうなるのか。
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  • 16:27  Cute:Woo氏。 Human-Metaverse Symbiosisの研究をしている。Ubiquitous VRについて色々と紹介。MITでcross realityなどと呼ばれている世界が新しく登場してきている。VRとリアルワールドの繋がりが新しい現象を生んでいる。
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  • 16:28  Cute: そのなかから、U-VRCore Trackingの技術を紹介。これにはびっくり。20年くらいの夢物語が現実になってきている。一方で、イメージ処理はプライバシー問題に直結する。顔を認識する、家を認識する。ここは非常に大きな変化を引き起こす。ここは大注目だな。
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  • 16:36  Cute:発表者があつまって議論。発表が面白かった割には、内容がしょぼいな。考えが浅い。フロアからだれかかみつきそうな雰囲気。humanの定義が近代のまんまだからね。理性的で個人の財産を持っていて、プライバシーを保ち、公共の世界に貢献する。ここから始めると議論は深まらない。
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  • 19:25  Cute:茂木さんが面白い話をいっぱいする。主題とは関係ないけどね。さてフロアから。ジェフ(Cuteの博士課程の学生。こいつは出来る)。マルチタスクと機能的という人間を政府側の人間はどのように社会に組み入れるのか?パネルのメンバーは直接答えない。再び質問。
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  • 19:27  Cute:シンガポール政府の要職にあるペニー・ロー女史が答える。社会と個人、個人と個人の「社会契約」を変えていかないといけない。そのためにどうするかを考えたいのだという。新しい才能を活用して社会を作りたい政策決定者と、政策を実行するときに責任を負いたくない官僚が昔の仕組みを使う。
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  • 19:29  Cute: こんな閉塞感は日本だけだと思っていたが、シンガポールでも同じなのだ。マックス・ウェーバーのいう「鉄の檻」を破ると、短期間での組織の生存が危なくなる。だがそこにこだわると長期間でみた生存が危うくなる。人間は他の生物のように100%環境依存ではなくて、ある程度冒険をする。
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  • 19:30  Cute:この割合がcontingencyである。近代化の枠は決められたことを決められた方法で行う人間を選抜してきた。社会が混乱しているときには頑張って「鉄の檻」をつくってもそこからはみ出す暴れ者がいて、それでcontingencyが保たれている。だが、皆を鉄の檻に囲い入れた。
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  • 19:32  Cute:その状態が現在の日本であり、シンガポールが予見している未来だ。それを破っていくためには何が起こるか分からない、不確定性のある行動を行わなくてはいけない。戦略論的にはかなり分かっていることである。イノベーションは不確実性を前提とした行動だ。
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  • 19:33  Cute: 『イノベーションのジレンマ』を書いたクリスチャンセンはイノベーションは大組織における閉塞感から生まれてくるが、イノベーションを形にすることは大組織には出来ない、と述べている。ここがディレンマなのだ。ではどうするのか。イノベーションを評価する仕組みを大組織に作る。
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  • 19:37  Cute:大組織はシンガポールの様な国家でも、株式市場でも良い。そのなかにNASDAQのような市場をつくる。不確実性が報われる場所を作るのだ。過去30年、20世紀資本主義はこうして生きのびてきた。だが、ここにきて、さらなるイノベーションが必要になってきている。
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