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2010年8月28日土曜日

デザインエンジニアになるための必読書4冊紹介

  • Aug 27, 2010

  • 12:51  おぬしできるな、というレベルになるためには「小説は活字による想像力をはぐくむが、映画になるとそれがなくなる」という俗説に反論できなくてはいけない。ダボスの若手リーダーもこの手の議論で納得する未熟者がいた。メディアの本質と歴史を知らないことが露呈している。
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  • 12:53  文 字が生まれる前のコミュニケーションのスタイル、文字登場、そして電子メディアによる衝撃。18世紀啓蒙主義と19世紀の監獄的文字中心主義エピステーメ の世界。活字マスメディアによる小説の登場。イメージマスメディアによる小説世界の「通俗化」。複製技術の登場による単品のアウラの欠如。
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  • 12:55  ま あ幾らでも議論は出来るが、文字の方が想像力があって、イメージにすると想像力がなくなる、というのは教養がない主張。一方、ベートーベンがあって、ク リックすると楽譜が出て、それをクリックすると音が出る、ってのは「漢字をかなでひらく」という作業。メディアが変わっても何も変わらない。
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  • 12:58  5 感をつかって想像力の中にひたる感受性が技術によってどのように変形させられたか。いま我々はなにをしなくてはいけないのか。フルッサーの『テクノコード の誕生』マクルーハン『グーテンベルグの銀河系』ゴンブリッジ『芸術と幻影』バーバラ・スタッフォード『アートフルサイエンス』を普通に読む。
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  • 13:00  こ のレベルの本を読んで心から感動して、初めてエンジニアは人の心を揺さぶり精神的な高みに連れて行く自らの作品を創造できる。ARエンジニアはこの崇高な 世界をこころして学ぶように。何年か前だが、Siggraphの会議で若い大学院生(多分)がゴンブリッジの本をもっていて、感心した。
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