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2010年9月18日土曜日

リンガフランカとヴァナキュラー その2

  •  Fri, Sep 17
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  • Bebsonさんとのやり取りがすすんで、非常に本格的な言語論になってきました。たのしい。@SteFoyLesLyonさんも臨場感のあるTweetsをくれた。

  • 07:39  RT @BebsonJP: @NaohitoOkude英語が母語でない者がリングアフランカとしての英語(国際英語)を学ぶ事は比較的簡単ですが、英語が母語である者にとって、脳内の母語の干渉が強過ぎて国際英語を学ぶ事は大変に困難な事なのです。
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  • 07:39  RT @BebsonJP: @NaohitoOkude 例えば、私がスペイン語を喋る時に、ポルトガル語の影響を排除するのは、大変に困難なのですね。母語としての英語と国際英語とをキチンと使い分ける事も同様だと思います。標準英語を喋れない人間の方が、国際英語を習得するのが容易 ...
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  • 07:40  RT @BebsonJP: @NaohitoOkude 私の最初の発言を、先生の論理に置き換えると、フーテンの寅さんの様に東京弁を喋っている人間は、ビルトインされた東京弁の強い影響で、却って標準日本語が上手く喋れないものです。
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  • 07:43  @BebsonJP さんのメンションがおもしろいのでいくつかRTしました。実際にそうだと思います。社会言語学的な、つまりは言語間の政治学の問題と言語行為という人間の能力を分けて議論しない時代が長く続き、いまでも意外な人が素朴な意見を述べてそれが通用したりします。
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  • 07:45  国連英語はこのあたりをふまえて作られており、またいわゆるコミュニカティブ・コンピテンスを主張する教育法もここを押さえています。さらにESLも大分進んでおり、小説や論文もESLでもいい、と主張しています。イギリスもグローバルイングリッシュを主張しています。
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  • 07:47  また、あるいみアメリカ英語はグローバルイングリッシュの先駆けといえます。そもそも背景の異なる人のコミュニケーションを意図していたのだから。いずれにしても誰かが所有している特定の言語から誰も所有していない言語へとリンガフランカを移す作業は現実には大変で、とりあえずは英語を使う。
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  • 07:51  英語を母語としていない者はここで大きな挫折を味わう訳です。例えばアメリカで学位を取ったとする。すると心のなかには「もっと英語が出来たらなあ」という気持ちが生まれます。そして、自分の子供に小さいときから英語教育をしたりする。早期教育は一般的には意味ないけどこうした執念があると違う。
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  • 07:54  で、子供は英語が母語となったりする。でもそれだけなんだよね。アメリカで小学校に行っているのと同じ。あるいはさらに努力してバイリンガルにする。これは確かに効果がある。だけどまあ皆は無理だ。すると現実的な解決策は母語をのこして英語を教える。さて、ここで問題が起こる。
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  • 07:56  シンガポールは母語をのこして英語で教育をする。激しい選抜があり、高等教育は英語なので、一般的に英語能力は高い。エリートになればなるほど英語が出来る。若手の官僚などは普通に英語で仕事をしている。リーカンユーの偉かったところは、イギリス人の用に発音する必要はない、と考えたところだ。
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  • 07:58  アジア人がイギリス人のように発音したって怪しまれるだけだ。それに二級市民扱いを受けてまでイギリス人になる必要はない。一方で、いわゆるシングリッシュも駄目だとした。これは言語学的に民族英語と呼ばれていて、英語とは別だ。英語はリンガフランカで。母語を大事にして高等教育は英語で。
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  • 08:01  いろいろな国の人間があつまり、英語でコミュニケーションを行う。まあそこそこ通じる。それはシルクロードのバザーのようであり、各民族が入り乱れ、コミュニケーションする。20年前にフランスのVR哲学者が、自分も下手な英語を使いながら、「2流の偽物言葉で議論していて何が出来る」と言った。
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  • 08:04  それを聞いたときに「ああ、こいつこそ偽物だ、本を読むのをやめよう」と思ったが、言語を巡る政治学はなかなか難しい。そして支配の問題が加わる。明確な文法、分かりやすい発音という機能的な目標を立てても、習熟に差が出て、その違いを利用したパワーゲームが始まり、それは思考方法に関わる。
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  • 08:07  政治的英語の利用は、植民地を支配するために英語を教えるという第1世代。イギリスの植民地政策と関連する。第2世代はベルリッツ。移民が世界からやってきて英語を覚えて「アメリカ人」になる為の方法。僕らはこれが「語学教育」だと思っている。最近のこの会社の広告は「正しい英語を喋りましょう」
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  • 08:10  まあ電車の語学教育案内は植民地主義(白人の先生の写真)と移民同化政策(繰り返し練習して上手になりましょう)の組み合わせだ。さて、シンガポールであるが、高等教育で英語が普及するにつれて、勝手に英語を使い始めて、なんだか分かりにくくなった(当然だけど)ので「分かりやすい発音と文法」。
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  • 08:13  知的で子育てを一生懸命した家では、母語を残し、英語を学び、バイリンガルとして子供が育った。でアメリカで教育を受ける。母語で表現された文化が理解できない、と親は嘆く。まあ文化なんてあとで学べるけど。さらに中国語を第二のリンガフランカにと発表すると、国語(中国語)教師がデモをする。
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  • 08:15  僕はシンガポールのこうした言語政策を肯定的に見ていて、頼もしいなと思っている。だが、リーカンユーの強烈な誇り(ケンブリッジ大学を卒業したとしても英国人ではないし、英国のまねとおもわれたくない)とは別に「ネイティブ」の英語の嵐にさらされているのもシンガポールの若者だ。
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  • 08:18  現実にシンガポールの若手官僚と話していると、リーカンユーの気持ちが引き継がれていて、誰のものでもない、ちょっとお国なまりのある無機質な英語を話す。とてもいいなと思う。ここで止まれば良いのだけれど、彼ら彼女らは子供の英語教育をどうするのかなと思う。また母語の教育はどうするのかな。
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  • 08:20  このあたり、シンガポールも揺れ動いているはずだ。中国本土は漢字を簡略化したので、母語による中国文化へのアクセスが難しくなっている。最近では中国思想を理解するマンガをつくって、それを通して伝統へのアクセスをという挑戦もある。これは良い感じだな。
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  • 08:22  いずれにしても母語とリンガフランカとしての英語の問題は重大。ここを考えるときに、ネイティブ英語をおしつけるのは止めてくれないか、というのが僕の議論だ。この議論をすると、じゃあ「間違った英語で変なコミュニケーションをして良いのですか」というベルリッツ型英語ヘゲモニーの主張が出る。
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  • 08:24  このヘゲモニーによる恐怖から英語に対する態度が崩れる。これは実はシンガポールの中産階級の若者を見ていても同じだ。英語ネイティブに対するコンプレックスがどこか感じられるときがある。ところで、今までの議論だが、じゃあ正しい英語を話さなくて良いのですか、という話になるがそうではない。
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  • 08:27  リンガフランカとしての「正しい英語」これをグローバル英語というが、ここが体系立っていないのが問題。大体TOEFL600点、TOEIC900点くらい。ここまでをネイティブ英語イデオロギー抜きに学ぶ。大体小学生新聞くらいの感じだろうか。あるいは「そうだったのか」シリーズぐらい。
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  • 08:29  え、要求高くない?と思うだろう。そんなことはない。5年も勉強すれば楽勝で到達できる。だが、この方法を導入するための社会言語学的なバリアが強すぎてうまくいかない。これでは高度な事が学べないという意見もある。その通りだ。だから「翻訳」がある。日本では翻訳でコンピュータ科学が学べる。
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  • 08:31  SixシグマというGEが提唱した生産性向上の方法があるが、このテキストは簡単な英語で書いてある。労働力の安いところに工場を持っていきそこで生産をするためのマニュアルだからだ。植民地英語イデオロギーだな。多くの英語の啓蒙書やビジネス書は小学校高学年から中学生くらいの英語だ。
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  • 08:34  このくらいの英語はだらだらと普通に読める。これがリンガフランカだ。だがそれから先は普通の人が挑戦するのは時間の無駄。ただやはり高度な思考を知る必要があるときは「翻訳」でよむ。それで良いのだ。もちろん、自分の母語がそれほど話者を持たないときに「翻訳」市場がない、という問題がある。
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  • 08:36  だが、スウェーデンのように、それでも母語を捨てないという選択もある。スウェーデン語はあんまり英語と変わらないので英語の上手い人が多いが、それでも強烈にスウェーデン語を残している。日本人はリンガフランカとしての英語と割り切ってネイティブ英語へのコンプレックスを捨てて勉強すればいい。
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  • 08:38  ネイティブ英語話者は自分の英語を押しつけない。この両面作戦が大切。英語の公式の書類はいわゆる「ネイティブチェック」をする。あるとき有名な「ネイティブスピーカー」のチェックを受けた。実は元の文章も「ネイティブ」と僕とで書いた。チェックは頼んだわけではなくて、組織からの要請。
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  • 08:42  そのチェック項目のほとんどは修辞に関するものだった。ポストモダンさらにはその先の思想を議論しているときに、カント的良識を振り回してもらっても困る。さらにはそれを「英語」だと押しつけるのはたまらない。その旨を講義したら、「実は他の所からも同じ指摘があります」とのこと。
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  • 08:43  で、使っても使わなくても良いことになった。「英語ではこういう」という本がちまたに溢れているが、多くは言語の問題ではなくて、修辞上の問題、イデオロギー上の問題であるものが多い。好きに話して好きに書けといっているわけではない。きちんとするべきだ。だがそれとこれとは別。
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  • 08:46  KMDの日本人の学生には以上の事をふまえて、リンガフランカとしての英語の練習に励めと言っているのだが、やはりネイティブ英語幻想に振り回され、帰国子女でないとそれには到達はできないので、結局勉強しない、という例が多い。日本中そうだな。この思考回路を変えることが21世紀には必要。
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  • 08:48  @BebsonJP 標準英語を喋れない人間の方が、国際英語を習得するのが容易いと思います。>>最後に一つだけ絡んでおこう。「標準英語」ではなくて「ヴァナキュラー英語」をしゃべれない人の方が「国際英語」を取得するのは容易、と書き換える。で、当然そんなことはない。
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  • 08:50  グローバル英語は当然ヴァナキュラー英語を話す人間の方が文法構造が同じだから容易である。また文法構造が近いヨーロッパ言語はグローバル英語習得は簡単。日本語は文法構造が違うので、かなり大変。
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  • 08:52  @nyagai 日本語は母語で高等教育が受けられるという点はメリットなんだろうか…>>そうです。大変なメリットです。ここをうしなったら今面白い日本語の小説やエッセイも、多分お笑いもマンガもなくなる。それを感謝し、グローバル英語にむかっていくというイデオロギーが作れないのが問題。  [in reply to nyagai]
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  • 10:03  @SteFoyLesLyon テクニカルにはそう思うのですが、2種を区別しえないヴァナキュラー英語話者は一般に教育水準が低く、グローバル英語への意識も低い傾向と感じます。この点どう考慮されますか。>>その通り。グローバル英語の理解のない発言が高等教育制度のなかで跋扈が問題。  [in reply to SteFoyLesLyon]
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  • 10:06  @BebsonJP でも欧州の人間は、先生の様に、イギリス人の母語英語をそんなに嫌ってはおりませんよ。>>好き嫌いは社会言語学だから。それにヨーロッパ人同士が英語で話すって、文法構造から言って、方言みたいな感じだし。僕の議論は一般論ではなくてポスト西洋社会を考えた話です。  [in reply to BebsonJP]
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  • 10:16  @SteFoyLesLyon@NaohitoOkude 私がイメージしているのは、イギリスにおける「労働者階級」の人たちなのですが、高等教育におけるそれとは本質的な違いがあるのでしょうか。>>難しい問題が出たね。社会言語学ど真ん中。ちょっと説明しておこう。
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  • 10:19  William Labovという人がいます。アメリカ人で社会言語学を始めたと言っていいかな。彼は英語は社会階層によって違う、という理論を唱えています。僕の師匠である鈴木孝夫がこの説を日本に当てはめようとして、発見したのは日本語語彙には階層差がないことです。これが近代化のカギ。
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  • 10:21  つまり、英語は知的レベルに会わせて使う単語が違う。なので、あるレベル以上の語彙を使って書かれている文章は同じ英語を使っていても分からない。ところが日本語は漢字というだれでもしっている文字をつかって英語を翻訳すると、日本語が出来れば大体言っていることが分かる。
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  • 10:34  この仕組みがあったので英語・フランス語・ドイツ語などを日本語に翻訳をして近代教育が可能だった。漢字圏は同じだったと思う。英語のこの階層性は、逆を言うと、半端な英語力では本質がつかめないということにもなり、特に自然科学やエンジニアリング以外の分野では大変だった。
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  • 10:35  だが、SFCで教え始めてUNIXの世界をしったときに、エンジニアリングにもかかわらず、そのあまりにも哲学的な議論が洗練されていることにびっくりし、またその部分をほとんど翻訳しない日本のエンジニアの態度に、これでいいのかと思ったりした。
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  • 10:37  逆にダイソンやペンローズといった科学者が高度な英語を駆使して語る様をみて、まあ文系だけではなくて理系も半端な英語力では分からない世界があるなとは思った。で鈴木孝夫のポイントはこのレベルの英語を理解する人間を少数作るだけで英語教育はよい。それはフランス語やドイツ語教育と同じレベル。
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  • 10:39  あるいはそこまでいっていないアジアの言語などの専門家を育てる。普通の英語教育は大学でやらなくてもよい、という過激なものだった。これを軸にSFCの語学教育は出発する。これは25年くらい前に構想され20年前に実施された。その結果SFCは世界に広く窓をもつ人材が育った。
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  • 10:40  ところが時代は変わりグローバル化の波が世界を覆って、英語でコミュニケーションが出来るようになった。この変化のなかで、英語偏重の動きが形をかえてよみがえる。それは二つの方向に分かれた。一つは使える英語ということで、高度な英語教育の可能性を大学から追放しようとするものだ。
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  • 10:42  もう一つは、英語帝国主義である。アメリカ英語帝国主義といってもいいかもしれない。何でも英語でやる、という流れだ。この方法で英語だけで授業をする大学も登場した。大学がグローバル英語を教える必要があるいまこの時代に、きちんとした英語教育がなされていない。ここが問題だ。
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  • 10:44  数年前に、東京大学の英語のグループはいくつか新しい教科書をだして、教育法も工夫した。これは高度な英語専門家(これは今後も絶対必要だ。しかりとした良質の翻訳もいる)をつくるにはいいだろうが、グローバル英語を全員に話すというのにはちょっと高度だ。相変わらず大学入試英語は難しい。
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  • 10:46  そしてグローバル英語のニーズのあるところに、いま問題にしているネイティブ英語とあり得ないほど低レベルでの日常英語が組み合わさって存在している。これは学会や大学で顕著で、ビジネスの現場はもっと現実的な解決をしていると思うが、楽天の会社では英語、などをみているとあれっと思う。
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  • 10:48  ようするに、グローバル英語で発信することは必要だが、受信側もグローバル英語に備えるように、というのがいままでの議論の主旨だ。これは結構根が深い問題で、建前はそうだが、ぽろりとでた本音をきくとびっくりすることが多い。日本だけではない。グローバル時代の社会言語学が必要となっている。
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  • 10:50  @SteFoyLesLyon SteFoyLesLyon @NaohitoOkude (前略)とくにイギリスの場合。知的レベルは高いが、社会的地位が低い移民の層が厚くなってきています。これをどう「分類」して考えるかに関心を持っています。 >>ここがポイント。そのとおり!!  [in reply to SteFoyLesLyon]
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  • 11:37  RT @BebsonJP: @NaohitoOkude Amen! 正に仰る通りです。ドイツ語等は比較的庶民にも分り易い構造になっておりますが、高等英語?はラテン語やギリシア語の素養が無いと全く歯が立ちません。英語の階層性には酷いモノがあります。国際語にしたくないですね。
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  • 11:38  RT @BebsonJP: @NaohitoOkude 昔、ニューギニア・ピジン英語を勉強した時に、ある種の英語崩れの言語なのに、母語英語話者には却って習得が難しいと聞いた覚えがあります。
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  • 15:52  @nyagai ということは母語で高等教育をしてないと文化が貧弱になってしまう… RT >>もちろん母語を剥奪された上での強烈な文化活動はあります。アゴタ・クリストフの自伝『文盲』など。でも母語で高等教育がおこなえている状況は感謝こそすれ、批判することではありません。  [in reply to nyagai]
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  •  補遺
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  • 多くのRTやメンションを頂いたので、載せておきます。
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  • NaohitoOkude @SteFoyLesLyon SteFoyLesLyon @NaohitoOkude (前略)とくにイギリスの場合。知的レベルは高いが、社会的地位が低い移民の層が厚くなってきています。これをどう「分類」して考えるかに関心を持っています。 >>ここがポイント。そのとおり!!
  • Arista@2ch irc Arista_999 バックグラウンドとか社会経験で言葉の使い方が違うような気がする。階級じゃないわなぁたしかに RT @NaohitoOkude 発見したのは日本語語彙には階層差がないことです。これが近代化のカギ。
  • Arista@2ch irc Arista_999 みんなヨーダみたいな喋り方になっちゃうんだよね。グリーンスパンとか RT @NaohitoOkude 英語は知的レベルに会わせて使う単語が違う。なので、あるレベル以上の語彙を使って書かれている文章は同じ英語を使っていても分からない。
  • d SteFoyLesLyon @NaohitoOkude しかし、社会階層と知的レベルは一致しなくなる程度が高くなっています。とくにイギリスの場合。知的レベルは高いが、社会的地位が低い移民の層が厚くなってきています。これをどう「分類」して考えるかに関心を持っています。
  • j_ou no repunkuratuy The Times 語があるという何かで読んだ話は本当なんだろうか。 QT @NaohitoOkude: つまり、英語は知的レベルに会わせて使う単語が違う。なので、あるレベル以上の語彙を使って書かれている文章は同じ英語を使っていても分からない。ところが日本語は(略
  • d SteFoyLesLyon @NaohitoOkude 私がイメージしているのは、イギリスにおける「労働者階級」の人たちなのですが、高等教育におけるそれとは本質的な違いがあるのでしょうか。

  • Bebson HOCHFELD BebsonJP @NaohitoOkude でも欧州の人間は、先生の様に、イギリス人の母語英語をそんなに嫌ってはおりませんよ。
  • Bebson HOCHFELD BebsonJP @NaohitoOkude 先生の発言を沢山読んで、やっと先生の主張が理解出来ました。その点、私の英語も欧州標準英語なので、先生の主張に合っておりますね。http://booklog.jp/users/bebson/archives/4334031641
  • d SteFoyLesLyon テクニカルにはそう思うのですが、2種を区別しえないヴァナキュラー英語話者は一般に教育水準が低く、グローバル英語への意識も低い傾向と感じます。この点どう考慮されますか。 QT @NaohitoOkude グローバル英語は当然ヴァナキュラー英語を話す人間の方が文法構造が同じだから容易

  • 李徴 LeighCho わかる。アジア人同士で英語で話しててもネイティブは入り込みずらいみたい。RT @NaohitoOkude @BebsonJP 英語が母語でない者がリンガフランカとしての英語を学ぶ事は比較的簡単ですが、英語が母語である者にとって脳内の母語の干渉が強過ぎて国際英語を学ぶ事は大変に困難
  • 明美303 遠隔ヒーリング akemi303 RT @NaohitoOkude: ~やはりネイティブ英語幻想に振り回され、帰国子女でないとそれには到達はできないので、結局勉強しない、という例が多い。日本中そうだな。この思考回路を変えることが21世紀には必要。
  • しらゆき shirayuki1030 「誰かが所有している特定の言語から誰も所有していない言語へ」か。大変興味深い連続ツイート。 RT @NaohitoOkude 言語を巡る政治学はなかなか難しい。そして支配の問題が加わる。習熟に差が出て、その違いを利用したパワーゲームが始まり、それは思考方法に関わる。
  • mayumi N mayumayu_japan RT @NaohitoOkude: 国連英語はこのあたりをふまえて作られており、またいわゆるコミュニカティブ・コンピテンスを主張する教育法もここを押さえています。さらにESLも大分進んでおり、小説や論文もESLでもいい、と主張しています。イギリスもグローバルイングリッシュを主張
  • mayumi N mayumayu_japan RT @NaohitoOkude: アジア人がイギリス人のように発音したって怪しまれるだけだ。それに二級市民扱いを受けてまでイギリス人になる必要はない。一方で、いわゆるシングリッシュも駄目だとした。これは言語学的に民族英語と呼ばれていて、英語とは別だ。英語はリンガフランカで。(略
  • nagai.yumi. nyagai 日本語は母語で高等教育が受けられるという点はメリットなんだろうか… RT @NaohitoOkude: アジア人がイギリス人のように発音したって怪しまれるだけだ。それに二級市民扱いを受けてまでイギリス人になる必要はない。一方で、いわゆるシ… http://ow.ly/2FwgD
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