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2011年2月26日土曜日

博士課程を生きのびる方法: 自己催眠術あるいは自律訓練法について

  • Fri, Feb 25

  • 10:34  ワークショップの参加者の一人から「奥出先生はどうしていつも元気なの」と聞かれた。その話をTAをお願いしているKMDの大学院生に話すと「初日に僕らもそんな話をしていたんですよ」と言うので、ちょっとその方法を紹介する。

  • 10:40  アメリカの大学院に留学して博士課程の勉強を始めた頃、非常に体調が悪くなった。疲労がたまり、胃も痛くなる。集中力も無くなる。膨大な課題をこなすために1日12時間ぐらい勉強しているのだが、とにかくすっきりしない。そんなときに何の本だったかわすれたが、自己催眠術の紹介があった。

  • 10:42  やり方は簡単だ。ベッドに横になって右手が重い、左手が重い、と思う。次に同じように右手が熱い、左手が熱い、としっかりと意識的に思う。最初は意味のない感じだが、2〜3週間続けると意識すると重くなったり熱くなったりする。3ヶ月ぐらい続けるとそんなに強く意識しなくても出来るようになる。

  • 10:46  この方法で自律神経をコントロールする方法を身に付けるのである。これで質の良い睡眠をとることが出来るようになる。目覚めもすっきりだ。この方法を続けているうちに2年か3年くらいたった頃だろうか、ただ寝ようと思うと直ぐに深く眠れるようになった。大体何処でも大丈夫だ。

  • 10:48  プロフェッショナルなトレーニングの方法はある程度確立している。医師も弁護士も、研究者もある時期2年なり3年なりに一気に膨大な知識を身体にたたき込む。ここが出来ているかいないかで専門家であるかどうかが解る。専門の分野はいろいろだが、専門家になるプロセスは同じだ。

  • 10:54  身体の限界まで知識をたたき込むわけだが、実はここで奇妙な現象に遭遇する。頭は身体よりも強いのだ。どんどん勉強をする。それが癖になる。すると頭が身体をオーバードライブする。これが強烈なストレスとなる。従って興奮している自律神経に休んでもらわなくてはならない。

  • 10:58  いまちょっとgoogleで調べたら自律訓練法をやってみよう、というサイトがあった。http://bit.ly/f9Mnyp  また、九州大学の心療内科がその方法を詳しく紹介していた。http://bit.ly/euxzlv 僕が行った方法と同じで、参考になる。

  • 11:01  自己催眠法を自己啓発やコンプレックス解消などに応用した多くの本が書かれている。まあそういった本の中にも使いやすいものがあるかもしれないが、個人差もあるので、一度基本的なところを自分で押さえてみて、実行してみたらどうだろうか。僕は以後30年、この方法のおかげで良い睡眠を得ている。

  • 11:03  補遺:膨大な知識を身体にたたき込むというところで、ちょっと一言加えておきたい。知識量が問題ではなくて、それだけの量の知識を一気に身体にたたき込むプロセスが大事である。その作業を通じて知識をこえた能力が身につく。法律でいう、リーガルマインド、である。プロになる瞬間だ。

  • 11:05  補遺2:このあたりは拙著『物書きがコンピュータに出会うとき』で書いた。一生に1回しかない研究者のプロになった瞬間のドキュメントである。
  • 11:42  RT @chocochocobo: 私もこれたまにやります。RT @NaohitoOkude: やり方は簡単だ。ベッドに横になって右手が重い、左手が重い、と思う。次に同じように右手が熱い、左手が熱い、としっかりと意識的に思う。最初は意味のない感じだが、2〜3週間続けると意 ...

  • 11:44  RT @needle: @naohitookude 最近だと動的に組み合わせた音声を再生して補助するiPhoneアプリもありますね(英語ですが)。時々使っています。 http://ow.ly/433Vz

  • 11:45  RT @suishess: 交感神経の緊張をとく方法ですね。演奏家などステージパフォーマーが本番前の緊張を和らげるにも有効とか。トレーニングが必要ですが。 QT @NaohitoOkude: 自律訓練法 http://bit.ly/f9Mnyp http://bit.ly ...

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