analysis

2011年2月20日日曜日

世界の若者の叫びが次のシステムを生む

  • Sat, Feb 19
  • Tweetsをまとめましたが、これは若者が多い社会と高齢化が進む社会は人口学的には同じ構造をもつダイナミックな変化であること。21世紀、世界のほとんどの社会はこの構造をもった集団になること。我々の価値観もこの新しい時代にむかって変化しなくてはいけないこと。そんなことを考えて書いたものです。もうすぐ、価値観、倫理が大きく変わるな。それに適応していかないといけない。

  • 11:37  FT.com / Comment / Opinion - Why the world's youth is in a revolting state of mind http://bit.ly/g66HFq

  • 11:41  FT紙でMartin Wolf氏が「何故世界の若者は不愉快なのか」という記事を書いている。とても興味深い。 http://bit.ly/g66HFq

  • 11:46  チュニジアやエジプトで若者が旧体制に反抗している。英国では大学の授業料値上げに反対して多くの若者がデモを行った。世界中の若者が危機にさらされている、とウォルフ氏は記事を始める。ある国では若者が多いために混乱が起きていて、ある国では逆に少ないために問題が生じている。

  • 11:50  人口学的な変化がこの原因である。多くの子供が大人になり、女性が子供をあまり産まなくなり、大人は長生きするようになる。この3つの変化が全世界を変貌させている。第1の要因は若者の割合を増大させ、第2の要因は今度は逆に若者の割合を下げる。第3の要因は老人の割合を増やす。

  • 11:57  人口が増えてやがて減る。1954年、英国の平均寿命は70歳で乳児死亡率は3%だった。一方エジプトは平均寿命44歳、乳児死亡率は驚くことに35.3%だった。2009年にはイギリスの平均寿命は80歳に延び、幼児死亡率は0.55%まで下がった。エジプトはそれぞれ70歳と2.2%である。

  • 12:01  この半世紀あまり、一人の女性が子供を産む数は英国では2.3人から1.8人へ。エジプトでは6.5人から2.8人への減少した。イランでは7人から1.8人まで激減した。人口が増大して減少する。この変化は先進国で起こったことだが、開発途上国ではそれを上回るスピードで展開している。

  • 12:06  子供が若くして死んでしまう悲しみが一般的ではなくなり、女性は終わりのない出産から自由になる。その結果として、古い社会の仕組みが機能しなくなってきている。2011年のエジプトの人口の半分が25歳以下である。また36%が15歳から35歳だという。一方英国では25歳以下は31%だ。

  • 12:10  50歳以上の人間は英国では35%である。エジプトでは15%に過ぎない。英国では社会システムが50歳以上の人に都合がいいように作られており、若者には不利になっている。エジプトでは若者の数が多いので、彼らに権力を渡さないと社会の安定を保つことは難しい。だがエジプトも同じ運命をたどる。

  • 12:14  2040年にはどうなるか。エジプトの人口の26%が50歳以上となる。イギリスはさらに高齢化が進み、41%が50歳を越える。要するに世界中で高齢化が進むのである。イタリーは英国より早く高齢化が進み、50%が50歳以上となる。さらに9%が80歳以上になる。

  • 12:18  いま若者が急激に増えている国は若者に職をあたえる政治を行わないと社会は維持できない。ムバラク支配の崩壊の原因はここにある。中国も同じ問題に直面するだろう。若者に仕事を与えなくてはいけない。では先進国では問題はどう展開するのか?
  • 12:23  高齢者は働き続けるだろう。だが若者にも職を与えなくてはいけない。社会の高齢化に相応しいシステムの構築が必要となっているのだ。発展途上国も先進国も同時期に若者の叫びに対応する必要が生じている。若者は「いまのシステムはフェアではない」と叫ぶ。その通りだ。だが、とウォルフ氏は結論する。

  • 12:32  若者は「今のシステムはフェアではない」と抗議の声を上げるだろう。もっともだ。だが覚えておいて欲しいのは最終的に今の若者が勝利する。時間の問題なんだから。以上記事をまとめてみたが興味深いね。次のYouTubeの社会的意味が分かる。 http://bit.ly/gptioI
  • Powered by twtr2src.

0 件のコメント:

コメントを投稿