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2010年11月3日水曜日

「TOK とヴァナキュラー英語」余滴

  • Tue, Nov 02
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  • 13:44  「TOK とヴァナキュラー英語」http://bit.ly/alTEMoでarankun さんからコメントをいただきました。面白いので転載します。
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  • イギリスの高校 (Sixth Form) では、インターナショナルスクールではない伝統的な私立のなかに最近、従来のイギリスの大学入試資格試験に相当する A-Level に加えて IB をとれることを売りにしているところがどんどん出てきているようです。コモンウエルス諸国くらいしか正当に評価されないからだと思われます。(終了)
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1 件のコメント:

  1. 奥出先生の生徒さん達の為に、ネットから英国教育制度を解説した部分を拾い出しました。
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    イギリスの教育制度は、日本のものと大きく異なります。
    イギリスで学校が始まるのは4歳から。はじめの1年はReception(レセプション)と呼ばれます。このReceptionは義務教育ではありませんが、ほとんどの子供は4歳から通学を始めます。いわゆる日本でいう、幼稚園ですね。このReceptionを終了した次の年から義務教育がスタートします。この年からYear1、そしてYear2... と学年が上がっていきます。Year11(16歳)の時点で、GCSEと呼ばれるテストを受けます。義務教育はここで終わりです。その後、大学へ進学を希望する子供たちだけがSixth Form(シックスフォーム)と呼ばれるCollege(カレッジ)へ進み、2年間勉強します。日本で言う、いわゆる付属学校であれば、Reception(幼稚園)、そしてYear 1から Six Formの終わるYear13(18歳)まで、同じ学校に通えます。このSix Formの間にA Level(Aレベル)と呼ばれる試験を受けます。学科の選択は自由で3教科のみです。最近は、このA Levelの代わりに、イギリス以外の大学への進学に有利なInternational Baccalaureat(略してIBと呼ばれます)を受ける事ができるCollegeも増えています。A Levelは、その結果がAからEまでのGrade(グレイド)で出されます。このGradeに従って、志望する大学へ進学します。オックスフォードやケンブリッジなど、有名が大学ほど高いA Levelの結果が求められます。
    イギリスでの重要な試験は 16歳のGCSE → 18歳のA Level or IB なのです。A Levelの結果発表の際は、BBC放送が生中継で学校の様子を放映しています。結果が良かった子ども達にインタビューをし、成績表をカメラに見せて、満々の笑顔で喜びをあらわにしていますが、一方、結果が悪かった子どもにまでインタビューをして、彼らの落胆ぶりを放送してます。ちょっと、シビアですね。
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    Box Hill Schoolのようにイギリスの高校の中でも伝統的なA-levelからIBに移行している学校が増えているそうです。A-levelに比べIBコースの良さは、高校時代に広範囲にわたった学習ができること、また一人で勉強をする習慣や、批判的に考える能力、リサーチをするスキルが鍛えられ、結果として大学に入ってから落ちこぼれてゆく生徒さんがA-levelを修了した学生さんより少ない、という調査結果になったとのこと。イギリスの大学もIBコースの価値を認め、今後益々IB取得者は世界中の大学入学において、その認知度が高くなることでしょう。
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    IB Diploma
    International Baccalaureate Diploma インターナショナルバカロレア ディプロマコース。2年間のコース。GCE-A Level と同等の国際的大学進学課程。6教科の履修に加えて、エッセイ、社会活動歴、芸術活動歴を含めて総合考査となる。IBスクールに認定された世界各地のハイスクールで履修が可能。毎年5月に統一テストが世界で一斉に実施される。IBのスコアは日本の多くの大学でも入学資格として認められている。満点スコアは45。日本の大学進学のためには、28-34の取得が望ましい。母国語1科目と他の言語1科目の2教科に合格点をとると、 Biligual Diplma バイリンガルディプロマが認められる。ただし、いずれの言語も文学レベルであることが要求される。Literracy リタラシー(言語技術)の場合はハイヤーのみがバイリンガルディプロマの対象となる。
    近年、IB ディプロマに接続する、初等教育のMYP、中等教育のMYPと呼ばれるプログラムが開発された。 これらはいずれも母国語での教授が可能となっている。これらのプログラムを採用するためには、IBスクールとして、審査、認定を受ける必要がある。
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