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2010年11月4日木曜日

デザイン思考と経営戦略 プレゼン準備

  •  Wed, Nov 03

  • 11:38  今 日は4時から芦沢君とビジネスプロジェクトのプレゼンテーションの相談。いま4件依頼がきている。みな同じようなテーマ、というか日本の比較的元気な企業 が直面している問題は同じだな。デザインイノベーションとグローバル化。業種によって規模によって処方箋はことなるが、基本は同じ。
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  • 11:40  デ ザイン思考はそれだけだと創造性開発の人材教育プログラムだ。実際のビジネスに結びつけて、つまりは経営戦略の中に入れて初めてその効果が見える。その意 味では戦略コンサルティングと変わらない。いや同じことを同じように行っているのだ。ソリューションの提供である。ではどこが違うのか
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  • 11:41  数 字と文章でつくられた書類の代わりに様々なプロトタイプあるいはコンセプトスケッチで示す。ここに圧倒的な力がある。それは一般のコンサル会社が、自分の プランを分かりやすくするために図やモデルを必要とすると考えている話ではない。コンセプトスケッチやプロトタイプでしか示せないことがある。
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  • 11:43  こ の形、この仕組み、でないとソリューションはあり得ない、というところで議論をするのだ。このような能力をもっている学生はKMDでも時々見受けられる。 頭の良さと創造性に満ちている。こうした学生はなんと大手広告代理店のクリエイティブに持っていかれる。まあ仕事の分かりやすさや待遇が違う。
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  • 11:45  だ が、こうしたときに思うのは、彼らをきちんと活用ができるメーカーやサービスの会社があればということだ。あるいは戦略コンサルタントでもいい。日本の仕 組みでは広告を作るだけになってしまう。大きな損失だと思う。もっとも逆の考え方もある。広告からもの作りに出て行く道だ。
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  • 11:47  ワ イデン・ケネディのエグゼクティブクリエイティブディレクターのジョン・ジェイ氏と話したことがある。アメリカでは広告代理店に社会的地位は日本の大手代 理店に比べて高くない。したがって広告からどうやって出て行くかが今後の成長の肝になる。彼はそれを模索してモノ作りができる場所を作った。
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  • 11:48  話 したのは昨年のことなのでいまはどうなっているかな。ちょっとのぞきにいってみたいな。クリエイティブから実際のものつくりに向かう。モノつくりは水平分 業が発達してODMの仕組みがあるのだから、そんなに難しくないだろう。あるいはメーカーが広告代理店のようにブランディングの力を持つ。
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  • 11:51  いずれにしてもマーケティングやブランディングと本質的な経営戦略立案は同じ作業になる。そのときに、人間関係から創造的な部分を代理店に丸投げしてしまう日本のメーカーは危ういところにある。人ごとながら心配になる会社が沢山ある。そんなことを考えている。(完)
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