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2011年1月3日月曜日

シンガポール、日本、デザイン、創造性

  • Thu, Dec 09
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  • 10:37  今日はデザインシンガポールのトップでNUSの招聘教授に最近なったJC氏とミーティング。4時半から。そのまえにいくつか事務書類の処理とサイン。6時30分からNUSCuteの仲間と夕食。その後空港に。到着は羽田。
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  • 12:35  西洋に追いつくという目的を達成してしまった後は自分でルールを作らないと生きのびることは出来ません。韓国中国台湾シンガポール日本は新しいルールを作る試行錯誤が必要。国際学力比較試験うけなくても良いくらい。RT@inakage 明日KMDフォーラムで教育のリデザイン
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  • 14:13  本屋でシンガポールのデザイン・建築雑誌を入手。いつもの作業。今回は柏樹さんと一緒にプロデュース・デザインした新しいCuteセンターのインテリアが出来上がった。施工で手を離さざるを得なく、仕上がりの寸法や材質が悪い。今回もう一つプロデュース・デザインの仕事をすることになった。
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  • 14:15  Cute センターはNUSの中なのでいろいろとやりにくかったが、今度は大学の外。発注者は政府になるのでこちらでスペックを詰めて公開で調達する。すこし頑張っ てみたい。これはイタリアのサローネでも一流の家具屋でないと、デザインが寝ぼけた感じになる。日本も地場の家具屋さんは同じだ。
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  • 14:17  中国も同じ。アメリカも寝ぼけた感じの家具デザインが多い。一流とされているところだけがデザインが決まっている。ちなみにIKEAのすごいところはデザインではこのような妥協が無いことである。材質と構造で徹底的なコストダウンを図っている。
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  • 14:20  シ ンガポールでも日本のデザイナーの手になるインテリアがあるので、製作したり施工したりできる人たちはいるはずである。パトリックからも何人か紹介しても らった。あれやこれやで、これから作るオフィスはデザイン的な妥協をしないようにじっくりと攻めていきたいと考えている。
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  • 16:07  今回羽田シンガポールで来たが出発が明け方4時、こちらの出発が午後9時50分。うーん。中途半端。9時50分だと夜の会食のミーティングをするとまにあわなくなる。また朝早いとホテルにそのままチェックイン出来ない。次回からシンガポールは成田便だな。
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  • 21:30  チャンギ空港シンガポール航空ラウンジ。
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  • 21:35  デ ザインシンガポールのJC氏とスタッフのT氏とミーティング。何回も会っていて、お互いの進捗状況を説明しあった。マーケティング調査をいくらしてもアジ アに相応しい商品は出来ない。そこで生活の様々なシーンについていろいろな文化について民族誌を書き、分析してアイデアを作り物語にする。
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  • 21:38  わ るくないねえ。セキュリティという言葉だってインドと中国とマレーシアでは異なる。そういったことをドラマで示す。このコレクションがたっぷりあると相当 便利だ。彼らはそれを作るプロジェクトを目指すという。僕たちは報告することは二つ。NUSの工学部にフルーガルエンジニアリングラボを作る。
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  • 21:45  フルーガルエンジニアリングは破壊的テクノロジーをNUSの教授であるCCHang氏が呼び変えたもの。工学部や研究所のテクノロジーがあまりに進みすぎてしまって今すぐ役に立つものではなくなってしまった。また評価も先端研究の論文になってしまった。
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  • 21:48  結 果として大学のなかで今役に立つテクノロジーを研究する人材がいなくなった。これは本末転倒した話だとCCHang氏は考えた。この夏、JSTでもこの テーマで講演をした。結構反響があったそうだ。たしかにいままでJST系の研究って先端でないと評価してこなかったからね。
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  • 21:51  よ のなかには困った問題が沢山ある。それを発見して解くべきだ!ということは出来ても具体的にどのように解くのか。それを考える専門家がいても良いではない かというのがHang氏の主張だ。このプロセスはデザインだ。だがフルーガルテクノロジーを扱うにはエンジニアリングの能力も必要になる。
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  • 21:55  考えてみれば戦前のイタリアではデザイナーとエンジニアの区別無く飛行機や潜水艦や車をつくっていた。こうしたコトが出来るラボをNUSにいま準備中である。その話をした。もう一つの話はちょっと秘密。で意見交換をして分かれた。
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