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2010年10月6日水曜日

夏野さんのTweetsと経営戦略

  • 夏野さんのTweetsにこれからの日本の企業の経営戦略を考えるときに非常に大事な話がたっぷり詰まっていたので、まとめてRTした。

  • Tue, Oct 05

  • 08:44  RT @tnatsu: 最近ニッポンの閉塞感について聞かれることが多い。一番閉塞しているのは大企業の経営者ではないかと思う。経営者が先を見ようとせず目先きのことばかりに対応していてはその企業に未来はない。5年後の自分の会社のイメージができない経営者、あるいはそのイメージが ...
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  • 08:45  RT @tnatsu: 本日の日経にiモードが世界進出に失敗した理由を日本市場の特異性に求めてましたが、違います。それは当時の経営陣がiモードを「技術」だと勘違いしたことにあります。どんなに説明しても最後まで理解されませんでした。むしろサン、アップルやGoogleの人達は ...
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  • 08:45  RT @tnatsu: iモード回りの誤解について言いたいことはヤマほどありますが、過去のことなのでもうイイっす。これからテレ朝で「もしドラ」の特集に生出演します。もしドラ、ドラッカー読んだフリしているすべての大企業経営者に強制したいです。今軽井沢からの新幹線車内。
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  • 08:45  RT @tnatsu: iモードはいわば通信事業のIT革命だったのです。音声からデータ通信、アプリへの。技術だけでなく会社全体を、業界の競争スキームを変えたのです。それを単に技術ライセンスというスキームで海外に持って行くのは辛かったです。RT @s_shiba: 「技術だ ...
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  • 08:45  RT @tnatsu: その気概とアイデアを持つ人間がトップになって大なたをふるえば、もしかしたら…RT @cossy214: @tnatsu i-modeが廃れてスマートフォンにユーザーが流れたら、ドコモは次のプラットフォームをどう作るのだろうか。ただの通信会社に戻るのかな…
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  • 08:46  RT @tnatsu: ニッポンの会社はまるでもしドラの高校ですよね。いいピッチャーや足の早い選手とかいるのにうまく使うしくみとリーダーがいない。目標も設定されてないし、やる気がないわけではないけど、みんなダラダラしてる。だから世界(甲子園)に出られない。…さすがにもう少 ...
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  • 08:47  RT @tnatsu: 導入までは行きました。問題はその後出資を引かれ、僕の部下だけ撤退に取り残されました。太平洋戦争みたいだったです。RT もちろんそういう警戒感もあったでしょうね。そこを越えて外国の人や通信事業者に「導入してみたい」と思わせられなかったから今の結果なわけで
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  • 08:47  RT @tnatsu: 社長じゃなかったからです。RT @gomanjp: 夏野さんが、ドコモでiPhoneやiPadを生み出せなかった理由はなんだったのでしょうか? RT @tnatsu: その気概とアイデアを持つ人間がトップになって大なたをふるえば、もしかしたら…
  • 08:52  夏野さんのTweetsから沢山RTしました。現在『デザイン思考と経営戦略』という本を書いていて、それにまんま当てはまる話だなあと。i-modeに関してはR&D側で研究を3年ほどお手伝いしていた関係でリアリティがあります。僕としてはNECのアイデアが技術だけにされたところが残念。
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2 件のコメント:

  1. 孟子曰、 孟子曰はく、
    天時不如地利。 天の時は地の利に如かず。
    地利不如人和。 地の利は人の和に如かず。

    天の利、地の利、時の利、人の利が整えば、赤壁の戦いの様な不利な戦いにも勝利する事が出来ます。iモードが勝利出来なかったのは、人の利(優れた指揮官)が得られなかった訳ですから当然な事なのですね。嘆く意味もありません。負けて当然ですから、それを愚痴るのは『酸っぱい葡萄』とユウものです。勝つためには勝てる条件を作らなければ、勝つ事は出来ません(城野宏先生の教え)。ですから、《上》に恵まれない日本人の優れた技術者を、韓国のサムスンがゴソッと高給で引き抜いて世界で勝てる戦いをしているのですね。これから《上》(経営トップ)が阿呆な会社では、優秀な日本人の引抜が今以上に起きて来ますし、若い日本人達は昔の日本人の様に無駄な忠誠心がありませんから、会社間の移動も激しくなると予想出来ます。過っては、日本人の忠誠心の中に『語学下手』なので、他国では働き難い要素も含まれていた様ですが、今は引き抜き側が優秀な日本語通訳を用意しておりますので、移動も可也容易です。日本では終身雇用で押し上げられて、心太(トコロテン)経営者になってしまう社長であっても、会社(大学等も含みます)が何とか動いて来ましたが、その日本システムもそろそろ終わりなんでしょうね。集団の構成員一人一人が、大将に魅力を感じて、くっ付いて行く様な優れた指揮官(本田宗一郎氏の様な)が居ない組織は、激しく淘汰されて行く事でしょう。一方、iモード・チームも見切り千両で集団脱走して、サムスンに逃げる様な才覚も無かった訳ですから、ドチラも、ドチラの様な気がしますがね。

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  2. 城野先生が『強制や命令で部下を動かすことは、相手の胸座にピストルを突きつけて、言う事を聞かせているのと同じなんだよ。』と仰いました。組織の強制力(ヒエラルキー)で人を動かす事は、一番安全で確実且つ楽な方法ですから、戦場で毛沢東軍を相手に軍隊を指揮していた筈の師匠の言葉とも思えませんでしたね。或る組織で30代で指揮官を任された私には大変に重い課題でした。ですから私はその後、一度も上司としての命令で人を動かした事がありません。何か問題が発生しますと、当該の部下を呼んで、ドノ様に事態を把握して、ドンナ方法で解決を図ろうとしているのか、ジックリと聞いてから、私の能力(脳力)で思いつく限りの役に立ちそうな方向性(ベクトル)のアイデアを幾つか示して、『君が自分で工夫して問題解決を図れば良い。責任は俺が取るから、思う存分やりなさい。』と後はその人間の全くの自主性に任せて仕舞いました。すると現場の部下は絶対に逃げないで、これが恐ろしいほどの工夫をして、問題解決を図ってくるのですね。勿論、成果はその人間の手柄とします。戦いに於いて上官の命令一下、手足の如く働きなんてユウのは、意外に弱い軍隊で、構成員の自主性が思う存分発揮出来る方が、本当は強い軍隊なのですが、それが可能な上官は滅多に得られない為に、厳しい軍律(社則)で縛る組織しか存在して居ないのでしょうね。、iモード・チームも、当時の社長から完全な自主性を与えられていたならば、世界を席巻していたかも知れませんが、残念乍ら不完全な自主性を持って戦わざるを得なかったのでしょうね。それでも、世界の中で、日本の組織にはマダマダ可能性が残されていると思います。

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