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2010年10月5日火曜日

イタリアモダニズムデザイン研究第2巻「速度の美学」

  • Mon, Oct 04
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  • 13:22  倉西さんと打ち合わせ終了。詳細はまた報告するが、イタリアモダニズムデザイン研究第2巻のタイトルは「速度の美学」
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  • 13:22  第1章速度の美学で、ジェノバの艤装職人・エンジニアたちが持っていた速度への夢とデザインを探る。彼らの速度へのイマジネーション未来派と結びつく。未来派は一番早い機械である飛行機に夢中になった。速度に美を、つまりveloceの美学。
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  • 13:28  第2章は飛行機について。サブタイトルは未定。伝説の飛行機乗り(撃墜王)のはね馬マークがフェラーリのエンブレになっている。第一次大戦の撃墜王、
    フランチェスコ・バラッカ伯爵が使っていたものである。戦後Nato軍に採用されたイタリアのジェット戦闘機FiatG91とそれを設計デザインしたジュゼッペ・ガブリエッリについて。
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  • 13:30  第3章機関車について。国策会社フィアットは自動車、鉄道、航空、船舶までてがけた。艤装会社であったピアッジョも2輪、自動車、鉄道、航空機まで手がける。
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  • 13:34  第4章自動車。しかし、スクーターと軽自動車に焦点を当てる。;ピアッジョ社ヴィスパをデザインした航空機エンジニアだったコラディーノ・ダスカーニオチンクエチェントを設計・デザインしたダンテ・ジャコーサ
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  • 13:36  第5章 建築。速度と建築について検討する。ダイナミックに動くあるいは動いていある感覚を提供する建築がある。ピレリビルの構造設計を担当したピエル・ルイージ・ネルヴィの仕事を速度と建築の視点からまとめる。 最後に 参考文献リストをつける。第2巻も面白くなってきた。
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  • 13:58  イタリア語が自由になるまでは英語経由のイタリア美学・哲学のお勉強だが、今日の2冊。Mario Perniola, the sex appeal of the inoragnic. Philosphies of desire in the modern world.
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  • 13:59  Silvia Benso et al eds. translated by Silvia Benso. Contemporary Italian Philosophy: Crossing the Borders of Ethics, Politics, and Religion
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  • 14:01  ハイデッガーやニーチェといったドイツ哲学を読み直しながらフランスのポストモダン哲学が展開したが、そのあとはまあ「退行」。内田樹さんが大きな物語の復権の可能性を論じているが、同じように新しい美学の登場も始まろうとしている。そんな動きが21世紀のイタリア哲学・美学には溢れている。
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2 件のコメント:

  1. 哲学だけでなく、実は科学も退行しているのです。
    徳間書店、¥2500、竹内薫訳、ジョン・ホーガン『化学の終焉(おわり)』
    でも今世紀になって誰かが、美学、哲学、科学の既存の限界を突き破る(break through)予感がしてなりません。私にはその拍動が毎日聞こえて来るのです。それはイタリアでかも知れないし、日本でかも知れない。多分、米国ではない。何故なら、古い文明が充満して醗酵し、シャンパンの様に中にグツグツと気泡を溜め込まない限り、古留苦(コルク)栓を弾き飛ばす事が出来ないからです。古い文明を代表するイタリアでローマ法王が謝罪させられたのは、次の時代を暗示して、何か深い意味がありそう。古いけど中国は絶対駄目です。中身の熟成した酒は全部捨てて、人造合成酒で詰め替えてしまいましたからね。日本は可能性大ですよ。奥出先生の学生さん達が次の時代の舞台に上がっているのかも知れないのですよ。劇団『四季』も劇団『奥出』も頑張って貰おう!

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  2. 誤植ですね?イヤ、単なるアホ(阿呆)い打ち間違いですな!

    徳間書店、¥2500、竹内薫訳、ジョン・ホーガン『化学の終焉(おわり)』---->

    徳間書店、¥2500、竹内薫訳、ジョン・ホーガン『科学の終焉(おわり)』

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