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2011年7月14日木曜日

2011年7月9日博士論文工房

  • Sat, Jul 09

  • 09:58  昨日の博士論文工房。自分がやってきたことの意味と価値を人に伝える。その方法がもっとも洗練されているのがdissertation。ラテン語から来ていて英語ではdiscourseつまり論理的に結合された文章群。約束事があって、それにしたがって記述していく。

  • 10:04  KMDでは学生が自分のテーマを自分で選ぶことが出来る。ジャンルはエンジニアリング、社会科学、デザイン、そしてアクションリサーチと呼んでいるが実務についての論述の4つである。テーマを選んだ後は指導教授と相談しながら博士論文プロポーザルを書く。これに合格すると論文執筆資格を得る。

  • 10:14  アメリカの大学ではPh.D. General Examinationと呼ぶところもある。プロポーザルを提出するためには指導教授と相談して複数教員からなる審査委員会を設置しなくてはいけない。委員会が設立され、プロポーザルを提出する。そして論文審査と口頭試問がある。

  • 10:15  候補者が選んだテーマについて、自分自信で調査を行う能力があるかどうか、研究内容が博士論文に相応しい論理的な展開をすることが可能かどうかを検討する。ここでディスコースが成立しているかの検討が入る。

  • 10:16  プロポーザルは自分が研究するテーマに関する文献をレビューしたセクションが必要であり、方法論を明示し、研究対象の説明を行う。だいたい20頁から25頁の長さである。プロポーザルを提出した後口頭試問でプレゼンテーションを行い、そのあと質疑応答がある。

  • 10:18  というながれで論文提出資格試験がおこなわれるのであるが、博士論文に相応しい論述の仕組みを学ぶことがまずは第1である。この分野は20世紀になって非常ににわかりやすく体系化され、50年ほど前にcritical thinking, reading, writing技術として普及した。

  • 10:19  したがってきちんとした指導のもとに博士論文を仕上げることが出来れば、どのような分野においても明晰で説得力のある文章が書けるようになっているはずである。この方法を身に付けると、どのような分野でも生きていける。ぜひとも本格的にディスコースを構築する能力を身に付けて欲しい。

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