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2010年12月18日土曜日

解釈学的民族誌とヘルスケアデザイン

  • Thu, Dec 16 

  • 10:32  今 日は1時からKMD教員会議、4時30分からメディカルグループのミーティング、6時から在宅医療をおこなっている医師と薬局のグループとの打ち合わせ。 合間にメディカルチームM1の輪読課題図書のベナー『解釈的現象学』を読む。看護の世界で解釈学的現象学がかなり活用されている。
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  • Fri, Dec 17 

  • 09:47  昨日T医院訪問。在宅医療を数名の医師と看護、介護、薬局と連携して行っている。メディカルプロジェクトの説明と調査依頼。その後T先生と飲みながらお話しをした。人間が生きることの意味を問いかけながら医療倫理と意志決定を考える。M1の学生は素晴らしい師匠を得た。心して修行に励むこと。
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  • 09:58  解釈学的民族誌をつかって世界を観察して「解釈」して、それを具体的なインタラクションデザインにする。それは解釈に過ぎないので、もう一度観察した世界に投入して「生きたもの」になるかを確認する。大抵駄目なので作り直す。そのうちインタラクションデザインが生きたものになり生活に溶け込む。
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  • 10:01  このサイクルを繰り返すためには、世界を観察させてくれる「師匠」、詳細な記述、現象の分析、アイデアの創出、形やインタラクションのスケッチ、プロトタイプ作成、世界への投入のプロセスを素早く何度も繰り返す。この作業は小集団で行うが分業はできない。
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  • 10:03  ハイデッガーの哲学をドレイファスが解釈し、それを読んでウィノグラードがデザインをプログラムの世界に持ち込んだ。だがユビキタスコンピューティングが普及してGUIの世界から我々の日常世界へとプログラムの世界が拡大している現在、さらなる理論的な展開が求められている。
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  • 10:06  この世界はまだ誰も理論化していない。解釈学的現象学と身体性が結びつくところがこれからのフロンティアだ。メルロ・ポンティの世界である。ここは博士課程の学生がこれから攻める所である。2年から3年かけてしっかりとした研究を発表できるようになろう。
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