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2011年3月18日金曜日

デザイン思考とメンタルモデル

  • Thu, Mar 17

  • 06:33  新幹線で大阪に移動中。大阪市とKMDで行っているデザイン思考スタジオワークショップ第3回。民族誌の発表。午後は京都で某社とのワークショップ。戻って7時30分からKMDで訪問者ご案内。その後会食。

  • 09:44  KMD大阪堂島参上。今日は民族誌の発表。濃い記述と5モデルの分析。これは超越論的還元。メルローポンティ的には記述して「スイッチを切る」。ここをしっかり行って形相的還元 eidetic reductionに向かう。これがIdeation。今日はそれもすこしやる予定。現象学の実践。

  • 08:54  新大阪から新幹線で東京に戻る途中。昨日のデザイン思考ワークショップは非常におもしろかったしレベルも高かった。若い人を対象にワークショップをすることが多いが、会社の経営レベルの人たちに行うと、なにか本質的な所に触れる。「見栄とか恥ずかしさをはずすといきますね」とは参加者の感想。

  • 08:57  デザイン思考のエッセンスは顧客のメンタルモデルの発見だ。その手法として超越論的還元(フィールドワーク)と形相的還元(Ideation)を行う。その過程の中で本質を発見するのではなくて、現象を解釈して「本質」を創る。これをメンタルモデルと呼ぶ。

  • 09:00  メンタルモデルは単なる解釈なのでそれが受け入れられるかどうかをもう一度観察した顧客の生活世界に持ち込んで検証する。受け入れられなければ作り直す。そのうち適切なモデルができる。この流れがすべてだ。経営陣、あるいは大きな会社なら部長レベルににこの作業を行ってもらうと効果がある。

  • 09:02  8月にNUSのMOTの大学院学生にデザイン思考のワークショップを頼まれているが、彼らは学生といっても現役のビジネスマン。彼らが自分たちに必要な顧客のメンタルモデルを見つけ出すワークショップをきちんとデザインしてみよう。


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