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2011年3月8日火曜日

デザイン思考と2011年プロジェクト準備

  • Mon, Mar 07

  • 11:52  来年度(4月)からの新しいプロジェクトの契約の準備に入り始めた。今年は3社から4社が前半のクライアント。面白いことに同じような領域の高度なテクノロジーを持っている会社がそろった。技術アセットにどのように価値をつけて刈り取るか、そのときに顧客を向いた開発が必要。

  • 11:54  扱っているテクノロジーがそれほど高くなければ顧客志向の開発は簡単。技術イノベーションがあるような場合、実は非常に個々が難しい。顧客のライフスタイルをイノベーションする視点が必要だからだ。ドラマ制作や広告のような手腕が必要。しかし、会社に価値をもたらさなくてはいけない。

  • 11:57  その価値はブランドだけではない。資材調達、製造、流通、広告、販売こうした実際のオペレーションをどのようにイノベーションすれば技術イノベーションによる会社のアセットから価値を刈り取ることができるか?ここがポイント。多くの会社は技術イノベーションと従来型の営業チャネルで勝負。

  • 11:58  だが、じりじりと売り上げが下がっていく。それは日本の会社だけではない。20世紀後半に繁栄した世界の大企業が同じ問題に直面した。最初は完成品の会社の利益が下がり、次に部品会社の利益が下がった。またアジアの賃金上昇を見ると、安価な労働力だけをもとめてアジアに進出はできない。

  • 12:00  昨年からアジアの資本主義は1920年代のアメリカでの展開と似てきた。フォードが工場を造り大量に安価で良質な自家用車を製造し、労働者は工場で働いた賃金で自分の自動車を買った。さて、アジアの市場にアジアの人たちのライフスタイルをイノベーションする製品やサービスを導入できるのはどこか。

  • 12:02  P&Gやフィリップス、ネスレ、ジョンソン&ジョンソンといった大企業が次々とアジアに向かっていく。日本企業も出て行かなくてはならない。そのときに日本企業のアセットを最大限に活用した価値をつけることが必要となる。いきなりアジアの市場をマーケティングするのではなく、別の視点から考える。

  • 12:04  やはり、強みはものの作り込み、クオリティだろう。日本製だから品質高いよね、デザインいいよね、欲しいよねというところだ。今年は、落ち着いてこのアセットに高い付加価値をつけるイノベーションをやってみたいな。

  • 12:06  昨年のコンサルティングは国内トップの企業が海外市場に出て行かざるを得ない状況になり、そのときにいきなり競争力のつよい会社とぶつかる。そのときのサバイバルのイノベーションはどうするか、というものが中心だった。このあたりは『デザイン思考と経営戦略』としてまとめている。

  • 12:07  最初のところを書き上げて編集者に送った。喜んでもらえたので、せっせと続きを執筆中。以上近況でした。

  • 16:43  1時30分 KMDでIのS氏とミーティング。2時30分稲蔭さん合流。引き続きミーティング。次回3月3週にS氏と僕で。4月5日、S氏と上海からのR氏と稲蔭さんと僕で。両方とも表参道。5時からH社と西麻布。ってなんだか解らないね。まあ色々動いていると言うことで。

  • 18:02  今日は珍しくこれでお仕事終わり。晩ご飯を作ろう。暖かいブイヤベースかな。これから買い出しに。
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