SFC創設の経営戦略とKMDのこれから
- Mon, Sep 20
-
- 13:00 SFCを立ち上げていたときに、1科目入試を実行した。このおかげで英語の偏差値が爆発して、慶應全体の偏差値向上に向上した。慶應大学が早稲田と水を空けた瞬間だ。(早稲田、ゴメン)。これには思想的背景がある。それはいわゆる3科目入試(英語、国語、数学)5科目入試では私学は競争できない。
-
- 13:02 東大や京大といったところと戦い、場合によっては抜こうという競争戦略を立てた場合、ポーターの競争戦略流に考えれば、違う市場で競争しないといけない。つまりエリートや優秀な学生という定義が旧帝大と同じだと、ブランド力と実績に欠ける新設キャンパスでは2番手しか取れない。
-
- 13:04 そこで、それまでほとんど行われていなかった1科目入試+小論文という戦略を採った。競合相手が生まれるまでは、この領域はブルーオーシャンで、強者が沢山取れた。特に数学受験が凄かった。英語が絶望的に出来なくて数学しか出来ない連中が大挙して受けに来たのだ。彼らの英語力と来たら!!
-
- 13:06 英語ができなくてもコンプレックスを持たなくて言い、ということで他の言語を履修することもできた。だが英語が出来ないとは語学センスがない、ということで大して延びない。あと小論文テスト、それも超絶に難しくて読解力と文章力がないとはいれないと言うことで、そこはクリア。
-
- 13:07 初期の奥出研究室はそんなやつに溢れていた。英語も出来ないし、まあ教養もない。そんな連中を一から訓練してチームを作った。産学協同をスローガンに次々とプレゼンをさせた。研究費が一億円をこえたあたりで、キャッシュフロー会計を導入して学校会計と並行して走らせて予算管理をした。
-
- 13:10 そんな連中が修士2年の最初に、企画会議が終わって、どうしましょう?というので「君が営業に行って売ってきたら」と軽い気持ちで言ったところ、「契約できました」と4桁の仕事をまとめてきた。まあ世の中的にはバランスの悪い劣等生だ。だが実は優秀。1科目入試は当時はSFCだけだったからだ。
-
- 13:11 そんな一人が卒業後政府系金融機関につとめて、経産省にキャリアとして出向。担当の課長が僕の所にとんできた。「こんな優秀な人はいない。ぜひまた誰か。しかし・・」と言う。そうだろう。こんなに優秀なエリートがどうして慶應なんかにいるんだろう。東大とか京大ではないのか、という疑問。
-
- 13:13 「ああ、こいつは英語が全く出来ないんです。CD-ROMをCD-LOMと書いたりする。他の能力は抜群で人柄も良いしがんばり屋だけど。東大の試験、うからないし」と述べた。数学が出来るので、デリバティブもちょっと教えたら直ぐ分かる。20年前だ。ベンチャーキャピタルの原理なんか直ぐ理解。
-
- 13:15 そんなわけで、僕は現状の能力で出来るとか、出来るとか評価することはしない。その人間の持っている潜在力で評価する。この時代はそうして鍛えた連中が大きな組織で活躍した。まあ「ノイズ」採用だろうが、出世している。そのあげく止めた者もいる。ここがとても大切。
-
- 13:17 こうした戦略的教育の魂をKMDでは受け継いでいきたい。志がある者は誰でも言い。幾らでも教える。だから推薦状も入らない。成績も出身校も気にしない。学歴ロンダリングだって?それは20年前のSFCでもいわれた。専門学校だってね。だが実績がすべてだ。能力を展開した連中がいま30代後半。
-
- 13:19 また分割前のNTTに採用された者は「なんで君が・・」翻訳すると慶應大学出身の学生が、東大法学部かそれに匹敵するエリートしか配属されないここに配属されているの?」と言われたという。だが、これも20年前。支配的な大企業が力を弱めている今、これからの成長企業で頑張ってもらいたい。
-
- 13:21 現在の学生の能力なんてどうでもいい。むしろいま能力が高いということは現状に適応しているので将来のリスクは高い。人柄とセンス、これは教えられない。あとは徹底的に勉強すればいい。このあたりを上手に組み立てて、あたらしい競争戦略を立案していくつもりだ。
-
- 13:25 同じ尺度で一番になるべき競争する気はない。創造力とお人柄と論理的表現力。ここにしぼる。足りない能力や基本は学生個別にカスタマイズして教える方法をいま検討中だ。そしてリアルプロジェクトという実践の場で教師と半学半教で学んでいく。そして21世紀の実学の世界に飛び出すのだ。
-
- 13:29 @asada0 @NaohitoOkude 一芸君が更に能力を磨ける場は素晴らしいと思います。>>これは誤解されているところだよね。一芸君には興味がない。これはSFCのAO入試の設計でもこだわった。一芸君とエリートという対立が間違い。頭のいい子を探す。尺度を変える。これが戦略。 [in reply to asada0]
-
- 13:31 @monotocoro 数学入試組〜は〜い!未だに絶望的に英語できない!!かといって何かスゴい訳でもないorz... RT 語学はセンスがいるからね。でもSFCで勉強してデザインを職業にしている学生は多い。数学入試が意外にいるよ。英語出来ないから直ぐ分かる。 [in reply to monotocoro]
-
- 13:33 数学入試だからといって数学が必要とされる人生を送る必要はない。慶應の総合大学としての学風を学び、デザインなど創造的な仕事に広い視野をもって関わってくれればいいので、数学という枠をつかって可能性のある子を選んだ。高校までで英語がものになってなければ、まあ語学向いてないと言うことで。
-
- 13:37 ところで、SFCの話を色々書いているが、僕が戦略を立てたわけではない。一番の下っ端だったので書類を作ったり実行のマネージメントをしたりして非常に身についている、ということです。SFCは基本的には高橋潤二郎氏の大学改革の哲学から始まっている。それを横で学んでいたというわけです。
-
- 15:20 @drinami @drinami @takuYSD: 「現在の能力・学力はどうでもいい。これから学べばいい」>>さらに付け加えると、客観的な数字の評価で足きりはしない、ということです。なのでそれこそ小学校から大学終わるまで自分の力でつみあげてきたことは一生懸命評価します。 [in reply to drinami]
-
- 15:22 @Hideo_Ogura 楽天では勤まらない人材。RT @NaohitoOkude: 「ああ、こいつは英語が全く出来ないんです。>>これは納得できない決定だよね。楽天創設メンバー(現幹部2名)およびその後の中心メンバーは奥出研にいました。奥出研卒業じゃないけど。楽天の英語共用化はどのくらい深い哲学的背景があるかしりたいところだ。
- [in reply to Hideo_Ogura]
-
- 15:46 @drinami @takuYSD: 現在の能力・学力はどうでもいい。これから学べばいい」>>言葉が足りなかった。学校の成績評価の数字(GPA)やTOEFLの数字、指導教授の推薦状がいらない、ということで、いままで君が積み上げてきたすべてをぶつけてくれれば受け止める。
-
- 15:46 GPS>>GPAを間違えたので再投稿。GPAって普段使わないから。失礼しました。
-
- 18:05 @takuYSD @NaohitoOkude @drinami (前略)今KMDの学生は授業の課題やプロジェクトに追われてとても忙しそう。>>授業や課題に追われる状況は来年度から解決目指しています。がプロジェクトは「追われないと」いけない。プロジェクトで学ぶことがKMDの目的。 [in reply to takuYSD]
-
- 18:08 @drinami @takuYSD @NaohitoOkude 講義で忙しすぎるのは問題ですね.大学院の講義は手段であって目的ではないはずなのに >>来年度カリキュラム改訂頑張ってます。 [in reply to drinami]
-
- 19:05 学生の潜在能力を評価する、というのは、大学院で勉強するときに、勉強する内容に耐えられるか、創造性ややる気があるか、を面接で決める。教えるが側の能力が問われるところだ。就職試験と同じ感じである。違いは給料を払う相手を決めるのではなくて授業料を頂く立場に大学はある。
-
- 補遺
- 沢山のメンションをいただいた。それぞれおもしろい。ありがとうございました。
-
- about 12 hours ago via web
-
@ 水滸伝を読んでも武芸百般の英雄等は出て参りません。真に使える豪傑は62斤錫杖(しゃくじょう)の魯智深とか。慶応SFCの1科目入試って凄いですよね。英雄豪傑を集めるのにはコウじゃなくちゃ!だから慶応SFCは梁山泊だった訳だ! about 23 hours ago via web in reply to NaohitoOkude
-
潜在能力なんて、卒業までに片鱗さえ見えなければ、おしまいなんじゃないと思う。学んできたことを活用する場が社会なわけで。 QT @: RT @ 現在の学生の能力なんてどうでもいい。むしろいま能力が高いということは現状に適応しているので将来の 11:33 PM Sep 19th via Tween in reply to tamai1961
-
@ @ 確かに。僕もKMDの学生ではないですがいくつものプロジェクトに追われて学んできました。今も追われているような。 11:10 PM Sep 19th via HootSuite in reply to NaohitoOkude
-
@ @ @ 講義で忙しすぎるのは問題ですね.大学院の講義は手段であって目的ではないはずなのに >>来年度カリキュラム改訂頑張ってます。 11:08 PM Sep 19th via web in reply to drinami
-
@ @ @ (前略)今KMDの学生は授業の課題やプロジェクトに追われてとても忙しそう。>>授業や課題に追われる状況は来年度から解決目指しています。がプロジェクトは「追われないと」いけない。プロジェクトで学ぶことがKMDの目的。 11:05 PM Sep 19th via web in reply to takuYSD
-
@ @ 講義で忙しすぎるのは問題ですね.大学院の講義は手段であって目的ではないはずなのに 10:45 PM Sep 19th via HootSuite in reply to takuYSD
-
仕事の為、と何度か勉強を試みるもののいつも挫折。合わないものは合わない、と納得です。よく考えたら仕事では現地語と日本語の通訳さんがいつもいます。 RT @: 高校までで英語がものになってなければ、まあ語学向いてないと言うことで。 10:21 PM Sep 19th via モバツイ
-
@ @ 私は一部の学生しか見ていないのでなんとも言えませんが、今KMDの学生は授業の課題やプロジェクトに追われてとても忙しそう。自ら学べる時間・環境・設備は十分に与えてあげたいものですが。 10:02 PM Sep 19th via HootSuite in reply to NaohitoOkude
-
進学先に、SFCを考えてる人は、この@さんの一連のツイートを読むのもいいんじゃないかと思うのだけど、これってどこかにまとめてくれる人いるのかしらん? 8:58 PM Sep 19th via web
-
@ 楽天では勤まらない人材。RT @: 「ああ、こいつは英語が全く出来ないんです。>>よくぞ言った。楽天創設メンバー(現幹部2名)およびその後の中心メンバーは奥出研にいました。奥出研卒業じゃないけど。 8:22 PM Sep 19th via web in reply to Hideo_Ogura
-
楽天では勤まらない人材。RT @: 「ああ、こいつは英語が全く出来ないんです。 8:04 PM Sep 19th via Echofon
-
RT @ 大学というものがほとんど経営らしい経営をしていなかった時代に、きちんとした戦略で進んだのがSFC、ということになりますね。高橋先生とは何度かお目にかかる機会があったのにその時期のことを聴いておかず、残念なことを RT @ 8:03 PM Sep 19th via web
-
大学というものがほとんど経営らしい経営をしていなかった時代に、きちんとした戦略で進んだのがSFC、ということになりますね。高橋先生とは何度かお目にかかる機会があったのにその時期のことを聴いておかず、残念なことをしました。 RT @ 7:59 PM Sep 19th via HootSuite
-
RT @ 東大や京大といったところと戦い、場合によっては抜こうという競争戦略を立てた場合、ポーターの競争戦略流に考えれば、違う市場で競争しないといけない。つまりエリートや優秀な学生という定義が旧帝大と同じだと、ブランド力と実績に欠ける新設キャンパスでは2番 7:50 PM Sep 19th via HootSuite
-
- Mon Sep 20 14:50:26 2010 via HootSuite
-
RT @ 現在の学生の能力なんてどうでもいい。むしろいま能力が高いということは現状に適応しているので将来のリスクは高い。人柄とセンス、これは教えられない。あとは徹底的に勉強すればいい。このあたりを上手に組み立てて、あたらしい競争戦略を立案していくつもりだ。 7:48 PM Sep 19th via HootSuite
-
「@ 慶応SFC(湘南藤沢キャンパス)立ち上げの話 」をトゥギャりました。 7:48 PM Sep 19th via Togetter - トゥギャッター
-
RT @: RT @: (cont) 7:45 PM Sep 19th via Teewee
-
RT @: そんなわけで、僕は現状の能力で出来るとか、出来るとか評価することはしない。その人間の持っている潜在力で評価する。この時代はそうして鍛えた連中が大きな組織で活躍した。まあ「ノイズ」採用だろうが、出世している。そのあげく止めた者もいる。ここがとて/ 7:45 PM Sep 19th via HootSuite
-
@ おもしろいですね。 7:41 PM Sep 19th via Tween in reply to NaohitoOkude
-
だから、付属校の学生ばっかりなんですか? RT @: そんなわけで、僕は現状の能力で出来るとか、出来るとか評価することはしない。その人間の持っている潜在力で評価する。この時代はそうして鍛えた連中が大きな組織で活躍した。 7:39 PM Sep 19th via TweetDeck
-
RT @: 現在の学生の能力なんてどうでもいい。いま能力が高いということは現状に適応しているので将来のリスクは高い。人柄とセンス、これは教えられない。あとは徹底的に勉強すればいい。このあたりを上手に組み立て、あたらしい競争戦略を立案していくつもりだ。 7:35 PM Sep 19th via ついっぷる for iPad
-
@ 誰にも負けない何か一つのオタク的能力+創造力+人柄+コミュニケーション能力が、私の前職企業の採用において重要視される基準でした。先駆的な企業や学校において、求められるものは、既に昔のソレと全く異能力であるような気が改めてしました。私はその方が好きです。 6:50 PM Sep 19th via Twittelator in reply to NaohitoOkude
-
@ @ 一芸君が更に能力を磨ける場は素晴らしいと思います。>>これは誤解されているところだよね。一芸君には興味がない。これはSFCのAO入試の設計でもこだわった。一芸君とエリートという対立が間違い。頭のいい子を探す。尺度を変える。これが戦略。 6:29 PM Sep 19th via web in reply to asada0
-
@ 一芸君が更に能力を磨ける場は素晴らしいと思います。KMDは先生方が優秀なだけに、学生側にもいろいろな能力が求められているように見えがちですが、一点に突出している者でもいいと言われれば来る学生も増えるかも。ただし、実績出さないと駄目だけど。 6:24 PM Sep 19th via web in reply to NaohitoOkude
-
数学入試組〜は〜い!未だに絶望的に英語できない!!かといって何かスゴい訳でもないorz... RT @ 1科目入試+小論文という戦略を採った。英語が絶望的に出来なくて数学しか出来ない連中が大挙して受けに来たのだ。彼らの英語力と来たら!! 6:20 PM Sep 19th via web
-
Powered by
twtr2src.
私の少し前のtweets から.....
返信削除BebsonJP 昨日古本屋で、ごま書房、日商岩井広報室編『英語は度胸』『(実戦)英語は度胸』という本を見つけました。下手な英語を使って、世界中で日本の商社マンが如何に御国の為に戦って来たかの一種の戦記です。下手な英語が充分に有効な武器になる証明でもあります。
BebsonJP 先の本を読むと、楽天やユニクロが『英語を社内の公用語に』になんて言っているのが、如何に愚かな事か分ります。海外では、英語でなく下手な中国語や、ヒンディ語で勝負しなければならない時も沢山ありますのに。馬鹿は死ななきゃ治らない!
インターネットは世界中の今迄、発言の場の無かった庶民に、発言権を持たせてくれた。(私もその一人。)そこでネット上で、各国の人間と遣り取りをしていると、母国語ですら充分に習得出来ていない人達が大勢いる事に気付かされた。外国人の私にスペイン語を直される人とか。楽器を習うにしても、総ての人がバイオリンを上手く引く事が出来る訳ではない。しかし、バイオリンが駄目でもトロンボーンなら物凄いとか、色々なパターンがある事も分かった。でもコミュニケーションの道具としての言語(英語)が下手では、商売は出来ないだろうと思うが、何と英語が全然駄目(超下手)なのに、その寡黙な人間のキャラクターで大きな商売を成功させている商社マンがいるのも事実なのである。私の様に簡単に色々な言語を習得して行く者もいれば、英語を学校で10年間やってもモノにならない者もいる。これらは、全て個性なのである。どれが良くて、どれが悪いとユウ問題では無い。人生は個性を生かさない限り報われる事は無い。ダリアがチューリップの花を咲かせる事は出来ない。ダリアは精一杯美しいダリアの花を咲かせるべきなのである。日本の文部省の役人は此処の所が全然分かっていない。語学教育は英語だけに固執させるべきではないし、また語学が出来なければ他の科目で頑張れば良い。
返信削除